大掛かりな道具を使わないレクリエーションは、現場業務が忙しい介護職におすすめです。準備や片付けに手間がかからず、場所も選ばないため、人手が少ないときも実施できます。
この記事では、「道具をほとんど使わないレクリエーション」を10個紹介します。参加者が楽しめるように、複雑なルールのないレクリエーションを集めました。
レクリエーションのネタに困っている介護職や少人数で盛り上がる手軽なレクリエーションを探している方は、ぜひご覧ください。
道具なしレクリエーションにある3つのメリット
道具なしレクリエーションにある3つのメリットを紹介します。
1.準備や片付けに手間がかからない
2.場所にあわせて実施できる
3.高齢者の体力や理解力にあわせやすい
準備や片付けに手間がかからない
道具なしレクリエーションは、準備や後片付けに手間がかかりません。
準備が簡単だと、「早く準備をしないとレクの時間が短くなる!」「レクで使うあの道具はどこにあるんだっけ?」と、担当職員があせることも少なくなります。
後片付けが短時間で済むと、レク終了後のトイレ誘導やおやつの準備といった別業務にもスムーズにうつれるでしょう。
何より、レクリエーションの開始前・終了後に利用者を待たせずに済むため、不満やクレームの防止に効果的です。
場所にあわせて実施できる
道具なしレクリエーションは、場所にあわせて柔軟に実施できます。
たとえば、スペースが狭く利用者同士の間隔が狭いときは、脳トレ系や音楽系のレクリエーションを選択し、ある程度広いスペースを確保できるなら運動系のレクリエーションを選択します。
今の場所にあわせて実施することで、参加者が移動する手間や負担も省くことができます。
道具なしレクリエーションでは、使用する椅子の設置や机の移動といった手間が少ないため、レクリエーション担当職員の負担も軽減されます。
高齢者の体力や理解力にあわせやすい
参加者の体力や理解力にあわせて実施できる点も、道具なしレクリエーションの大きなメリットです。複雑なルールのない簡単なものばかりで、激しく体を動かす運動もありません。
この後は、「運動系・脳トレ系・音楽系」の合計10種類のレクリエーションを紹介します。ぜひ現場の利用者が楽しみながら参加できるようなレクリエーションをみつけてください。
道具なしで盛り上がる!レクリエーション10選
道具なしで盛り上がるレクリエーションを以下の項目に分けて紹介します。
・体操・運動系レクリエーション(4種類)
・思考・脳トレ系レクリエーション(4種類)
・歌・音楽系レクリエーション(2種類)
レクリエーションごとに、主な目的、おすすめの場所・シチュエーションもお伝えします。勤務されている介護現場と照らしあわせながらご確認ください。
体操・運動系レクリエーション
体操・運動系のレクリエーションは、本格的なレクリエーションの前や短時間で体を動かしたいときにおすすめです。
主な目的 | ・身体機能の維持・向上 ・口腔機能の維持・向上 ・気分転換 ・他者交流 |
おすすめの場所 | ・リビングなどの共有スペース ・多目的室 |
おすすめのシチュエーション | ・本格的なレクリエーションの前のアイドリングとして ・短時間で体を動かしたいとき ・空いた時間を有効活用したいとき |
グーパー体操
グーパー体操は、考えながら体を動かすレクリエーションです。「グー」「パー」の掛け声とともに、左右の手を閉じたり開いたりします。
具体的なやり方は次のとおりです。
グーパー体操①
1.椅子に座って足を肩幅くらいに開く(姿勢保持)
2.両手を「グー」にして胸の前で構える
3.「せーの」の掛け声にあわせて、両手を前に突き出して「パー」にする
4.2と3を10回程度繰り返す
胸の前に手を構えるのがむずかしければ、お腹や膝でも問題ありません。慣れたら左右別々の動きを取り入れましょう。
グーパー体操②
1.右手を「グー」にして胸の前で構える。
2.左手は「パー」にして前に突き出しておく
3.「せーの」の掛け声にあわせて、左手は「グー」にして胸の前に。同時に右手は「パー」にして前に突き出す
4.2と3を10回程度繰り返す
上手にできない方がいるときは、スピードをゆるめたり「右手はグーにして前に突き出しましょう」と声をかけたりしましょう。
レク名 | グーパー体操 |
実施時間 | 10分間 |
参加人数 | 1~10人 |
職員数 | 1人 |
顔をさわるリズム体操
顔をさわるリズム体操は、一定のリズムにあわせて顔をさわるレクリエーションです。その場に座ってできるため、体力に不安のある参加者も無理なく取り組めます。
具体的な流れは次のとおりです。
1.右手で鼻をつまむ
2.左手で「あご→ほっぺた→耳」の順にさわる(1、2、3のリズムでさわります)
3.拍手を1つ入れる
4.左手で鼻をつまむ
5.右手で「あご→ほっぺた→耳」の順にさわる(1、2、3のリズムでさわります)
6.拍手を1つ入れる
慣れたら、鼻をつまむ手の下に反対側の手を入れて「あご→ほっぺた→耳」の順番でさわってみましょう。このとき、右手と左手はクロスする形になります。
さらに慣れたら「あご→ほっぺた→耳」以外の顔のパーツも使ってみましょう。たとえば、「おでこ→耳→あご」「頭頂部→後頭部→おでこ」です。さわる箇所を変えることで、頭の体操にもなります。
レク名 | 顔をさわるリズム体操 |
実施時間 | 10分間 |
参加人数 | 1~10人 |
職員数 | 1人 |
※顔をさわるリズム体操は、柔道整復師/介護予防YouTuberのてつまる様の動画を参考にしました。
パタカラ体操
パタカラ体操は、嚥下機能の向上を目的とした口腔体操です。
「パ」「タ」「カ」「ラ」を発音することで唇や頬などの口周り、舌の筋力のトレーニングを行います。これには唾液が出やすくなる効果もあります。
パタカラ体操は食事の前に行いましょう。司会進行のやり方は次のとおりです。
1.これからパタカラ体操を行います
2.最初は「パ」と発音しましょう。閉じた唇をはじくように「パ」と発音します
3.次は「タ」です。舌先を上の前歯の裏につけるように発音します
4.次は「カ」です。舌の奥を下げて、喉の奥を使うようにして発音します
5.最後は「ラ」です。舌を丸めるように発音します
それぞれの発音を8回行いましょう。参加者に余裕があれば2セット行うのがおすすめです。
また、「パパパパパパ…」のように一音を連続して発音する方法も効果的です。
なお、パタカラ体操を始める前に、ぜひ体操の目的や効果を説明してあげてください。体操の効果アップが期待できます。
レク名 | パタカラ体操 |
実施時間 | 10分間 |
参加人数 | 1~10人 |
職員数 | 1人 |
変則じゃんけん
変則じゃんけんは、通常のじゃんけんに変則的なルールを加えたレクリエーションです。
参加者に手を高く上げてもらうことで、上肢の運動効果も期待できます。
具体的なやり方は次のとおりです。
変則じゃんけん①~後出しで職員に勝つ~
1.「私が出した手に、皆さんは『後出しで』勝ってください」「たとえば、私がグーを出したら、皆さんは後出しでパーを出して勝ってくださいね」と伝える
2.「じゃんけんぽん!」で実行する
3.参加者がルールを理解しているか確認する
4.1~2を5回くらい行う
次の変則じゃんけんは通常のルールで行いますが、1つの条件を加えます。
変則じゃんけん②~〇連勝したら勝ち!~
1.「私に〇連勝した方から手を下ろしてください」と伝える
2.全員で「じゃんけんぽん!」
3.2を、〇連勝する人が現れるまで繰り返す
4.誰が一番早く手を下ろしたかを確認する
5.結果発表「Aさんが〇連勝しました!」
後出しで勝った人、〇連勝した人には拍手でお祝いしてあげましょう。
レク名 | 勝ち負けじゃんけん |
実施時間 | 10~15分 |
参加人数 | 5~20人 |
職員数 | 1人 |
思考・脳トレ系レクリエーション
思考・脳トレ系レクリエーションは、参加者の脳の活性化や気分転換を促したいときにおすすめです。
主な目的 | ・脳の活性化 ・気分転換 ・他者交流 ・施設での楽しみ作り |
おすすめの場所 | ・リビングなどの共有スペース ・多目的室 |
おすすめのシチュエーション | ・運動系のレクリエーションの前にアイドリングとして ・運動よりも考えることの好きな参加者が多いとき ・空いた時間を有効活用したいとき |
伝言ゲーム
伝言ゲームは、1つの文章や言葉を隣の人にこっそりと伝えていくレクリエーションです。
参加者には、伝言された文章・言葉を聞き漏らさないための集中力が求められます。また、次の人に間違えずに伝えるための記憶力も必要です。
具体的な流れは次のとおりです。
1.参加者を1チーム5人に分ける
2.横一列または縦一列に並んでもらう
3.「これから先頭の人にお題を伝えます」「お題を聞いた方は、お題をそのまま次の方に伝えてください」と伝える
4.チームの先頭の人にお題を出す
5.最後の人が受け取った伝言を確認して全員に発表する
お題は、参加者が答えやすい難易度に設定しましょう。例題は次のとおりです。
・今日の天気は晴れです
・温かいお茶を淹れます
・玉子焼きを作ります
・今日の昼食は鮭の塩焼きとワカメのお味噌汁です
・夏祭りでは焼き鳥と焼きそばとビールが食べられます
レク名 | 伝言ゲーム |
実施時間 | 20分間 |
参加人数 | 5~20人 |
職員数 | 1人 |
しりとり(限定しりとり)
しりとりに以下のような限定ルールを設けると、楽しみながら頭を使うレクリエーションに早変わりです。
限定ルール
・テーマしりとり(食べ物だけ、動物だけ、地名だけ)
・文字数しりとり(3文字まで、5文字限定など)
・色のついた言葉だけ
地名だけしりとりの例
さっぽろ→六甲→宇都宮→山形→高松……
5文字限定しりとりの例
くすりゆび→びすけっと→とおせんぼ→ほれなおす……
「とおせんぼ」の「ぼ」のような濁音の言葉は、濁らない言葉「ほ」に置き換えても構いません。スムーズに進行できる方を選びましょう。
なお、しりとりは、職員を含めた参加者が円になるように集まって行います。お互いの顔がわかる方が、レクリエーションは盛り上がりやすくなりますよ。
レク名 | しりとり(限定しりとり) |
実施時間 | 10分間 |
参加人数 | 5~10人 |
職員数 | 1人 |
連想ゲーム
連想ゲームは、参加者の想像力・発想力・語彙力にアプローチするレクリエーションです。
連想ゲームも、しりとりと同様に職員を含めた参加者が円になるように集まりましょう。お互いの表情がわかると他者交流にもつながります。
以下に、テーマと例題を2つ紹介します。
テーマ①「〇〇といえば?」
お題 | 主な正解 |
4月といえば? | 入学式、入社式、桜、花見、春野菜など |
夏といえば? | 海、海水浴、花火、浴衣、夏祭り、屋台、暑い、扇風機、かき氷、セミの鳴き声など |
食欲の秋に食べるものといえば? (西郷隆盛) |
焼きいも、栗ご飯、きのこの炊き込みご飯、かぼちゃ、梨、ぶどう、秋鮭、秋刀魚(サンマ)など |
冬の景色といえば? | 雪山、つらら、霜、雪だるま、こたつでミカン、クリスマス、お正月、雪合戦、スキー・スケートなど |
答えが出たら「どうしてそう思ったのですか?」と参加者にその理由を尋ねてみてください。きっと参加者からは、思い思いの答えが出るはずです。
中にはツッコミを入れたくなるような回答が出るかもしれません。
面白い回答が出てくれば、さらにその場は盛り上がるでしょう。
テーマ②「これなーんだ?」「これだーれだ?」
お題 | 主な問題例 |
かき氷 | ヒント①夏に食べたくなるものです ヒント②水を使って作ります ヒント③口に入れるとすぐに溶けてなくなります |
ランドセル | ヒント①背中に背負うものです ヒント②赤、黄色、黒、緑、たくさんの色があります ヒント③小学生がよく背負っています |
歴史上の人物 (西郷隆盛) |
ヒント①幕末から明治初期にかけて活躍した政治家です ヒント②現在は「〇〇どん」の愛称で親しまれています ヒント③薩長同盟の成立に尽力し江戸城の無血開城に貢献しました |
テーマ①で、参加者にお題が伝わらないと感じたら、ホワイトボードにお題を大きな文字で書いてみましょう。
テーマ②で、参加者から「ヒントが多くて覚えられない!」という声が聞かれたときもホワイトボードの活用がおすすめです。
ホワイトボードがないとき、準備に手間をかけたくないときは、やさしい問題を中心に出してみましょう。
ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、出題者の身振り手振りだけで正解を当てるレクリエーションです。
出題者のジェスチャーだけで、回答者は正解を導き出さなくてはいけません。まさに全員参加型のレクリエーションです。
出題者と回答者には、ジェスチャーから正解を導き出すための発想力や理解力などが求められます。
具体的な流れは次のとおりです。
1.出題者と回答者が向かいあわせになるように座る
2.回答者がわからないように、お題を出題者に見せる
3.出題者が身振り手振りでお題を表現(ジェスチャータイム)
4.正解が出たら次の問題へ
5.間違っていたら再度ジェスチャータイムへ
参加者がジェスチャーをするときは、疲れたり興奮しすぎたりしないように、適度なタイミングで交代してもらいましょう。
また、参加者のジェスチャータイムのときは、職員が「これはなんの動きでしょうか?」「猫のような動きですね~」などと実況してみてください。職員の一言で、その場が盛り上がりますよ。
レク名 | ジェスチャーゲーム |
実施時間 | 10~20分間 |
参加人数 | 5~20人 |
職員数 | 2人 |
歌・音楽系レクリエーション
歌・音楽系のレクリエーションでは、昭和の歌謡曲や童謡・唱歌といった昔懐かしい音楽を活用します。
音楽好きな方が楽しめるのはもちろん、運動や脳トレ系のレクリエーションが苦手な方にも楽しんでもらえるレクリエーションです。
ただし、レクリエーションには音楽プレイヤーなどの音響設備や音源(CDなど)が必要です。
ある程度準備に手間がかかるかもしれません。ですが、他の運動や脳トレ系レクリエーションにはないポジティブな効果を利用者に感じてもらえます。
主な目的 | ・口腔機能の維持・向上 ・気分転換 ・他者交流 |
おすすめの場所 | ・食堂 ・リビングなどの共有スペース ・多目的室 ・個室 |
おすすめのシチュエーション | ・運動系・脳トレ系のレクリエーションが苦手な参加者が多いとき ・記憶力や思考力を使ってもらいたいとき ・リラックスしてもらいながらレクを実行したいとき |
イントロクイズ
イントロクイズは、楽曲の導入部分だけをヒントに、曲名や歌手を当ててもらうレクリエーションです。
参加者の記憶力や思考力にアプローチしながら、音楽によるリラックス効果も期待できます。
具体的な流れは次のとおりです。
1.音楽プレイヤーから楽曲の導入部分だけを再生する(10秒~20秒間)
2.再生を中止して「この曲のタイトルは何でしょうか?」「この曲は誰が歌った曲でしょうか?」と質問
3.参加者に早押し形式で回答してもらう
4.正解が出たら次の問題にうつる
正解がなかなか出ない場合は、その歌手の他の代表曲や楽曲の歌詞の一部を伝えたりして、答えやすくしましょう。
レク名 | イントロクイズ |
実施時間 | 30分間 |
参加人数 | 1~20人 |
職員数 | 2人 |
歌詞当てクイズ
歌詞当てクイズは、楽曲の特定の歌詞を当ててもらうレクリエーションです。
具体的な流れは次のとおりです。
1.楽曲のタイトルと歌手を伝える「例:この曲は坂本九さんの『上を向いて歩こう』です」
2.音楽を再生する
3.特定の歌詞が出る前に音楽を止める
4.「次の歌詞は何でしょうか?」と質問する
5.正解が出たら次の曲へ
歌詞当てクイズで正解が出たら、その楽曲を最後まで再生して参加者にリラックスしてもらいましょう。
時間がないときは、レクリエーションが終わったあとの時間(おやつの時間や余暇時間など)にBGMとして再生しておく方法もおすすめです。
レク名 | 歌詞当てクイズ |
実施時間 | 10~30分間 |
参加人数 | 1~20人 |
職員数 | 2人 |
道具なしレクリエーションの担当職員が押さえておきたいポイント
レクリエーションの担当職員が押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
1.参加者の体調と安全への配慮
2.盛り上げるための進行のコツ
3.レクリエーション後のフォローアップ
参加者の体調と安全への配慮
参加者の体調と安全への配慮は、レクリエーションの担当職員が行いましょう。
バイタルサインや申し送りを確認しておくと、開始前に体調不良の方がいないかチェックできます。
レクリエーション実施中も、参加者の表情や様子を確認することが大切です。気になる方がいたら、看護師や管理者などに相談しましょう。
そして、運動系のレクリエーションでは、転倒や椅子・車いすからの転落に注意すべきです。具体的な注意点を4つ紹介します。
1.床の異常(障害物がないか・濡れていないか・コード類はないか)
2.参加者同士の間隔(手や足を動かしたときにぶつからないか)
3.参加者の靴(靴ひもがほどけていないか・かかとを踏んでいないか)
4.動線の確保(歩行器を使用する方が安全に動けるスペースはあるか)
参加者が安心して楽しめるように、参加者の体調と安全に配慮してくださいね。
盛り上げるための進行のコツ
参加者が意欲的になると、レクリエーションは盛り上がります。
参加者のやる気を高める効果的な方法は、レクリエーションの目的と効果を最初に伝えることです。
たとえば、パタカラ体操なら「この体操は食事を美味しく食べるための体操です。最後までやると喉つまりを防げますよ」と取り組むメリットを伝えます。
「パタカラ体操はお口周りの筋肉を動かすので、唾液が多く出て食事が美味しくなります」とレクリエーションの効果を話すのもおすすめです。
レクリエーションの目的と効果を最初に伝えると、「何のためにレクリエーションをやるのか」を参加者は理解できるため、参加意欲が増します。ぜひ試してみてください。
レクリエーション後のフォローアップ
レクリエーション後は、参加者の感想や表情をメモに残しておきましょう。「今日のレクリエーションはどうでしたか?」と最後に質問してもよいです。
参加者からの感想や表情を後から振り返ることで、レクの評価や改善が効率的に行えます。集めた情報を基に、職員同士でレクリエーションを評価する方法も効果的です。
複数人でアイデアを出すと、よい改善策が見つかるでしょう。利用者に喜ばれるレクリエーションを効率的に作り上げてください。
まとめ
今回は、道具なしで盛り上がるレクリエーションを紹介しました。
道具なしレクリエーションは、準備や後片付けに手間をかけずに、その場で実施できます。参加者の身体状況や理解力にあわせやすい点も魅力の1つです。
今回は、司会進行とお手本を1人の職員ができるレクリエーションを主に紹介しましたが、2人以上の職員でも実施できます。
2人以上の職員で行う際は、「司会とお手本役を1人の職員が兼務」「もう1人の職員は見守りと盛り上げ役を担当」してみてください。安全面の強化だけでなく、レクリエーションがより盛り上がるはずです。
利用者と職員が有意義な時間を過ごせるように、道具なしレクリエーションもぜひ取り入れてみてください。
この記事の執筆者 | 千葉拓未 所有資格:社会福祉士・介護福祉士・初任者研修(ホームヘルパー2級) 専門学校卒業後、「社会福祉士」資格を取得。 以後、高齢者デイサービスや特別養護老人ホームなどの介護施設を渡り歩き、約13年間介護畑に従事する。 生活相談員として5年間の勤務実績あり。 利用者とご家族の両方の課題解決に尽力。 現在は、介護現場で培った経験と知識を生かし、 Webライターとして活躍している。 |
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