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【介護レク】高齢者が盛り上がる言葉遊びゲーム14選|ホワイトボード1枚でできる脳トレ

ホワイトボードを利用した高齢者が盛り上がる言葉遊びゲーム

デイサービスや介護施設で人気のレクリエーションのひとつが、ホワイトボードを使った言葉遊びゲームです。準備の手間がかからず大人数で楽しめるうえ、ご利用者同士の自然な会話も生まれやすいため、レク担当の介護職員から重宝されています。
 
しかし「ネタがマンネリ化してきた」「もっと盛り上がるゲームを知りたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
 
この記事では、ホワイトボード1枚で実施できる言葉遊びゲームを14種類、しりとり系から漢字系まで幅広く紹介します。あわせて、レクを盛り上げる進行のコツや、現場でありがちな失敗の回避法もまとめました。
 
明日のレクからすぐに使える内容なので、ぜひ参考にしてください。

目次

ホワイトボードを使った言葉遊びゲームが高齢者レクに人気の理由

レクのホワイトボードを準備する介護職員

ホワイトボードを使った言葉遊びゲームは、デイサービスや介護施設のレクリエーションとして高い人気を集めています。

人気の理由として、主に次の4つが挙げられます。

・準備が手軽でスタッフの負担が少ない
 
・大人数で参加でき、座ったままできる
 
・脳を使う機会と人との交流を生み出せる
 
・自然なコミュニケーションのきっかけになる

ここでは、それぞれの理由を順番に解説していきます。

準備が手軽でスタッフの負担が少ない

ホワイトボードを使った言葉遊びゲームの大きな魅力は、必要な道具が少なくて済むことです。基本的に用意するのはホワイトボードとマーカーだけで、印刷物やカードを事前に作り込む必要がありません。

そのため、レクの準備に長い時間を割けない忙しい現場でも、すぐに取り入れられます。また「急にレクを任された」「次のネタが思いつかない」といった場面でも、ホワイトボードがあればその場で進行できる柔軟さがあります。

新たに備品を購入する必要がない点も、施設の予算面で負担が少なく済むポイントです。レク担当の介護職員にとって、準備の負担が軽いというのは継続のしやすさにも直結します。

大人数で参加でき、座ったままできる

ホワイトボードは大きく視認性が高いため、5名から20名程度の規模でも一体感が生まれやすいレクリエーションです。参加者全員が同じボードを見ながら進行できるので、「自分だけ取り残されている」と感じる方が出にくいのもメリットです。

また、座ったまま実施できる点も大きな特徴といえます。車いすをご利用の方や、介護度が高くて立ち上がりが難しい方も無理なく参加できます。

立ち上がりや移動の必要がないため、転倒のリスクが低く、安全面でも安心して実施できるレクです。身体を大きく動かすレクが苦手な方や、体調にむらがある方にとっても、参加のハードルが低いゲームといえるでしょう。

脳を使う機会と人との交流を生み出せる

言葉遊びゲームには、言葉を思い出す、声に出して伝える、他のご利用者の答えに耳を傾けるといった複数の動作が含まれています。頭を使う活動と人との交流を、自然な形で組み合わせられるのが特徴です。

厚生労働省の「認知症予防・支援マニュアル(改訂版)」では、『さらに、文章を読む、知的なゲームをするなどの知的な生活習慣や対人的な接触頻度も認知症の発症の抑制に大きく関わっていることも明らかになっている』と示されています(参照:認知症予防・支援マニュアル(改訂版)|厚生労働省)。

言葉遊びゲームは、知的な活動と人との交流を兼ねる活動の一つとして、日常的に頭を使う場面や人と関わる機会を生み出してくれるでしょう。

自然なコミュニケーションのきっかけになる

言葉遊びゲームのもう一つの良さは、ご利用者同士の会話が自然に広がっていくところにあります。誰かが答えた言葉をきっかけに「私もそれ思い出した」「昔よく食べたねぇ」といった話が生まれ、ゲームの枠を超えた交流につながっていきます。

昔の食べ物や地名、流行歌など、世代に共通する話題が出やすいのも言葉遊びならではの特徴です。レクが終わったあとも、ティータイムや昼食時の会話のきっかけとして残ることもあります。

ご利用者同士の関係づくりや、施設全体の和やかな雰囲気づくりにも一役買うレクといえるでしょう。

言葉遊びゲームを盛り上げる5つの進行のコツ

デイサービスのホワイトボードレクで笑顔の利用者

同じゲームでも、進行のしかたによって盛り上がり方は大きく変わります。ここでは、ご利用者が積極的に参加してくれるような進行のコツを5つに絞って紹介します。

レクの進行に苦手意識がある方でも、すぐに取り入れられる内容ばかりです。

① 答えの選択肢が多いお題を選ぶ

盛り上がる言葉遊びゲームに共通しているのは、答えがたくさんあるお題を選んでいるという点です。答えが一つに決まってしまうお題だと、誰かが正解した時点でゲームがあっけなく終わってしまい、せっかくの場が冷めてしまいます。

たとえば「日本一高い山は」のような問いより、「赤いものといえば」「お祭りで思い浮かぶものは」のように、いくつもの答えが出てくる問いの方がレクには向いています。全員が考え続けられる余地が残ることで、答えやすい方も少し時間が必要な方も、それぞれのペースで参加できる場になります。

お題を考えるときは、自分でも答えを思い浮かべてみたり、職員同士で出し合ってみたりして、十分なバリエーションが出るかを事前に確認しておくと安心です。

② 少しずつヒントを出して全員参加を促す

ゲームを進めていると、すぐに答えが出る方と、なかなか言葉が出てこない方の差が広がってしまうことがあります。そのままゲームを進行すると、答えにくい方はだんだんと黙ってしまい、参加意欲を失ってしまうことも少なくありません。

そこで意識したいのが、ヒントを段階的に出して全員のペースを揃える進め方です。たとえば「赤いものといえば」というお題なら、最初は何も言わずに考えてもらい、しばらくしてから「果物の中にもありますよ」「お正月に食べるものですよ」とヒントを少しずつ加えていきます。

答えが出にくい方には、「〇〇さんはどう思いますか」と直接声をかけて、答える機会を意識的につくってあげましょう。全員が「自分も参加できた」と感じられる進行を心がけることが大切です。

③ 文字は大きくはっきり書く

ホワイトボードに書く文字の大きさは、ゲームの参加しやすさを左右する重要な要素です。視力が低下しているご利用者にも見えるよう、太く大きく書くことを意識しましょう。

目安としては、後ろの席に座っているご利用者から読めるかどうかを基準にします。書き始める前に、いちばん後ろの席まで一度下がって、見え方を確認しておくと安心です。

また、お題の文字は黒で書き、答えや重要なキーワードは赤で書くなど、色を使い分けると視覚的に整理されて分かりやすくなります。細い線で小さく書いてしまうと、見えにくい方が「自分には参加できない」と感じてしまうこともあるため、思い切って大きく書くのがコツです。

④ 不正解は笑いに変える声かけをする

ご利用者の答えが間違っていたとき、「違います」と即座に否定してしまうと、その方の自尊心を傷つけてしまう恐れがあります。不正解への反応こそ、レクを盛り上げられるかどうかの分かれ道です。

「おしい、もう一歩ですね」「その発想はおもしろいですね」「言われてみればそうとも考えられますね」など、肯定的に受け止める言葉を選びましょう。珍回答が出たときは、思わず笑ってしまうような場面を「みなさんで笑い合える時間」に変えることもできます。

答えそのものよりも、答えを出してくれたこと自体を歓迎する姿勢が伝われば、ご利用者は安心して発言してくれるようになります。不正解を「失敗」ではなく「ゲームの一部」として扱う声かけが、和やかな雰囲気を生み出すコツです。

⑤ チーム戦と個人戦を使い分ける

言葉遊びゲームは、進め方を「チーム戦」と「個人戦」のどちらにするかで、雰囲気が大きく変わります。チーム戦は、参加人数が多いときや、ご利用者同士の自然な会話を生みたいときに向いています。

仲間と相談しながら答えを出すので、発言が苦手な方も周囲のやり取りに加わりやすくなります。一方の個人戦は、ご利用者一人ひとりにじっくり考えてもらいたいときや、答えやすい落ち着いた雰囲気を作りたいときに有効です。

人数が少ないときや、初めて参加する方が多い回には、個人戦から始めると安心して取り組んでもらえます。同じゲームでも、その日の参加人数やご利用者の様子に合わせて使い分けると、マンネリ化も防げて毎回新鮮な時間になるでしょう。

【しりとり・連想系】定番の言葉遊びゲーム3選

ここからは、いよいよ具体的な言葉遊びゲームを紹介していきます。まず取り上げるのは、しりとりや連想ゲームといった、誰もがルールを知っている定番のゲームです。

ルール説明にほとんど時間がかからないため導入がスムーズで、初めてレク担当を任された方にも取り組みやすいのが特徴です。ここでは3つのゲームについて、進め方と盛り上げるポイントをセットで紹介します。

文字数しばりしりとり

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15〜20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

文字数しばりしりとりは、通常のしりとりに「3文字の言葉だけ」「カタカナ4文字限定」といった制限を加えたゲームです。普段のしりとりに少しひねりを加えるだけで、いつもとは違った頭の使い方ができるのが魅力です。

進め方は次のとおりです。

・職員がルールを説明し、最初の言葉をホワイトボードに大きく書く
 
・ご利用者に順番に答えてもらう
 
・出てきた言葉を一つずつボードに書き足していく
 
・言葉が思いつかない方はパスして次の方に回す

出てきた言葉がボード一面に並んでいくと、「こんなにたくさん言えた」という達成感が生まれ、自然と盛り上がっていきます。

盛り上げるポイントは、言葉が出てこないときの職員のフォローです。さりげなく絵を描いたり身振りでヒントを出したりすると、笑いが生まれてその場が和みます。

慣れてきたら「食べ物に関する3文字」など、お題と文字数の両方を組み合わせると新鮮さが続きます。

テーマしりとり(食べ物・地名)

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15〜20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

テーマしりとりは、答えるジャンルを「食べ物」「地名」などに絞って行うしりとりです。ジャンルが決まっていることで、ご利用者の頭の中で関連する言葉を引き出しやすく、思い出話にもつながりやすいゲームです。

進め方は次のとおりです。

・職員がテーマを発表する
 
・ホワイトボードに最初の言葉を書く
 
・ご利用者に順番に答えてもらう
 
・出てきた言葉をボードに書き足していく

食べ物テーマなら「おにぎり→りんご→ごま→マーボー豆腐」といった具合に、ご利用者にとって身近な単語が出やすくなります。

盛り上げるポイントは、テーマ選びにあります。ご当地の食材や、ご利用者が住んでいた地域にちなんだ地名をテーマにすると、「昔よくこれを食べたねぇ」「あの町に行ったことがある」といった会話が広がります。

答えそのものよりも、答えから生まれる思い出話を大切にすると、ゲームが温かい時間に変わります。

連想ゲーム(〇〇といえば)

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 10〜20分
人数目安 5〜20名
難易度 ★☆☆☆☆(初級)

 

連想ゲームは、お題から連想する言葉を順番に挙げていく、シンプルで奥深いゲームです。ルールが直感的に分かるため、初めて参加する方でもすぐに馴染めます。

進め方は次のとおりです。

・職員が「春といえば」「お正月といえば」などのお題を発表する
 
・ご利用者に思いつく言葉を順番に答えてもらう
 
・出てきた言葉をホワイトボードに書き出して全員で共有する

たとえば「春といえば」なら、桜、入学式、ひな祭り、つくしなど、次々と答えが出てくるでしょう。

盛り上げるポイントは、お題の選び方と、答えからさらに会話を広げる工夫です。季節や行事にちなんだお題は誰もが答えやすく、参加のハードルが低くなります

誰かが「桜」と答えたら「お花見はどこに行かれましたか」と聞いてみると、思い出話につながり、ゲームが交流の時間に変わっていきます。

【言葉集め系】語彙力を引き出す言葉遊びゲーム4選

ここからは、言葉集め系のゲームの紹介に移ります。共通の条件に合う言葉を集めて数を競うタイプのゲームで、ルールがシンプルなので人数が多い場でも盛り上がりやすいのが特徴です。

ご利用者の語彙力を自然に引き出しつつ、チーム対抗にすることで仲間との一体感も生まれます。ここでは4つのゲームを紹介します。

〇のつく言葉集めゲーム

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15〜20分
人数目安 5〜20名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

〇のつく言葉集めゲームは、決まった文字がつく言葉を制限時間内にできるだけ多く挙げてもらうゲームです。シンプルなルールながら、チーム対抗にすると思った以上に白熱します。

進め方は次のとおりです。

・ご利用者を3〜5名ずつのチームに分ける
 
・チームごとに違う文字を割り当てる(例:Aチームは「あ」、Bチームは「か」)
 
・制限時間を3〜5分程度に設定する
 
・チーム内で出し合った言葉を職員がホワイトボードに記録する
 
・時間が来たら集めた言葉の数を比較し、多かったチームの勝ち

盛り上げるポイントは、チームごとに割り当てる文字を都度変えて公平性を保つことです。また、制限時間を設けると適度な焦りが生まれ、ご利用者の表情が真剣になっていきます。

出てきた言葉が予想外だったときは、「そんな言葉もあるんですね」と職員が驚いてみせると場が和みます。

「〇〇しい」言葉探しゲーム

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

「〇〇しい」言葉探しゲームは、語尾に「しい」がつく言葉をみんなで集めていくゲームです。「あたらしい」「うれしい」「やさしい」など、考え始めると意外なほどたくさんの言葉が出てきて、ご利用者も次第に夢中になっていきます。

進め方は次のとおりです。

・職員がルールを説明する
 
・例として2〜3個の言葉を挙げてイメージを伝える
 
・順番に、または思いついた方から答えてもらう
 
・出てきた言葉をホワイトボードに書き出していく

形容詞だけでなく、「すばらしい」「なつかしい」のような感情を表す言葉も拾っていくと、答えのバリエーションが広がります。

盛り上げるポイントは、五十音順に整理しながら書き出していく見せ方です。ボードを「あ行」「か行」のように区切って書くと、「次は『さ』で始まる『〇〇しい』はないかな」と全員で考える流れが生まれます。

ボードがどんどん埋まっていく様子に、ご利用者からも自然と笑顔がこぼれます。

ひらがなマスから単語を探すゲーム

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

ひらがなマスから単語を探すゲームは、ホワイトボードに5×5マスのひらがなを書き、その中から縦・横・斜めにつながる単語を見つけ出すゲームです。パズル感覚で取り組めるため、じっくり考えることが好きなご利用者に特に喜ばれます。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードに大きく5×5のマスを書く
 
・各マスにひらがなを一文字ずつ埋めていく
 
・ルールを説明する
 
・制限時間内に単語を探してもらい、見つけた方から発表してもらう
 
・発表された単語を別の色のマーカーでマーキングする

盛り上げるポイントは、見つけた単語を色分けしてマーキングすることで、達成感を視覚的に演出することです。また、文字数の長い単語を見つけた方には拍手を送るなど、ちょっとしたごほうびがあると場が盛り上がります。

慣れてきたら、マスのひらがなを変えて何度でも遊べるのも魅力です。

あ行・か行で言葉作りゲーム

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

あ行・か行で言葉作りゲームは、限られた文字だけを使って、できるだけ多くの言葉を作り出すゲームです。「あいうえお」と「かきくけこ」の10文字だけで、いくつの言葉が作れるかに挑戦します。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードに「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ」の10文字を大きく書き出す
 
・ルールを説明する
 
・制限時間内に思いついた言葉を答えてもらう
 
・出てきた言葉を書き留めていく

たとえば「あい」「いけ」「うお」「かき」「えき」など、2文字や3文字の身近な単語が次々と出てきます。

盛り上げるポイントは、行の組み合わせを変えると無限に楽しめる点です。「か行とさ行」「な行とは行」といったように組み合わせを変えれば、毎回違ったゲームとして遊べます。

言葉が出にくいときは「2文字までならOK」とハードルを下げると、答えやすい雰囲気が作れます。

【漢字系】知識と発想力を引き出す言葉遊びゲーム3選

ここでは、漢字を題材にした言葉遊びゲームを3つ紹介します。ご高齢の世代は学校教育で漢字に触れる時間が長かった方も多く、漢字を使ったゲームは知識を発揮できる場として親しまれやすい傾向にあります。

普段はなかなか使わない知識を引き出せる楽しさがあり、ご利用者の知的好奇心を刺激するゲームとしてもおすすめです。

漢字バラバラクイズ(漢字分解)

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

漢字バラバラクイズは、一つの漢字をいくつかのパーツに分解してホワイトボードに書き、何の漢字かを当ててもらうゲームです。たとえば「買」という漢字なら「四」「目」「八」のように分けて書きます。

バラバラのパーツが頭の中で組み合わさった瞬間の「わかった」という感覚が楽しく、達成感の大きいゲームです。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードにパーツを少しずつ書き出していく
 
・わかった方から手を挙げる、または職員に答えを伝えてもらう
 
・最後に正解を発表する
 
・どのパーツがどの位置にあったのかを示して締めくくる

盛り上げるポイントは、パーツを一気に出さず段階的に書き出していくことです。答えが出にくいときは「これは上の部分です」「ここは足の部分にあたります」と位置のヒントを加えると、答えに近づきやすくなります。

易しい漢字から始めて、徐々に難しい漢字へと進めていく流れがおすすめです。

〇偏の漢字集めゲーム

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

〇偏の漢字集めゲームは、指定された部首が使われている漢字を、ご利用者にできるだけたくさん挙げてもらうゲームです。「木偏」「魚偏」「さんずい」など、部首を一つ決めて、その部首を含む漢字を順に出してもらいます。

進め方は次のとおりです。

・職員が部首をホワイトボードに大きく書く
 
・ご利用者に思いつく漢字を答えてもらう
 
・出てきた漢字をボードに書き留めていく
 
・最後に何個集まったかを数える

木偏なら「松・桜・林・村・机」など、魚偏なら「鯛・鮭・鰯・鯖・鮎」など、知っている漢字を引き出していく楽しさがあります。

盛り上げるポイントは、部首によって難易度に幅をつけることです。木偏や魚偏は答えが出やすく初心者向け、ワかんむりや国がまえは難易度が一気に上がるため上級者向けです。

チーム対抗にして部首を変えながら何回戦か行うと、競い合いの雰囲気が生まれてさらに盛り上がります。

漢字で読む外来語クイズ

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

漢字で読む外来語クイズは、普段はカタカナで書かれている外来語の漢字表記を見て、元の言葉を当てるゲームです。「珈琲」「麦酒」「天婦羅」など、聞いたことはあっても漢字では見慣れない言葉が題材になります。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードに漢字を一つずつ書き出す
 
・ご利用者に何の言葉かを答えてもらう
 
・答えがわかった方から発表してもらう
 
・正解を確認しながら次の問題へと進めていく

最初は「珈琲(コーヒー)」「麦酒(ビール)」など、誰もが知っているものから始めると参加しやすい雰囲気が作れます。

盛り上げるポイントは、易しいものから難問へ段階的に出題していく流れです。正解が出たあとに「この漢字はどうしてこの読み方になったのか」というちょっとしたエピソードを添えると、ご利用者の知的好奇心が刺激されます。

答えがわからないときも「ヒントは飲み物です」など、ジャンルを伝えると考えやすくなります。

【ヒント・推理系】笑いが起きる言葉遊びゲーム4選

ここでは、ヒントから答えを推理していくタイプの言葉遊びゲームを4つ紹介します。このタイプのゲームは、答えがわかった瞬間の「あっ」という声や、思わぬ珍回答が場を笑いで包み込む魅力があります。

推理の過程でご利用者同士が自然に話し合う場面も生まれやすく、コミュニケーションが弾むレクとしておすすめです。

3ヒントクイズ

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15分
人数目安 5〜20名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

3ヒントクイズは、ある物について3つのヒントを順番に提示し、何のことかを当ててもらうゲームです。たとえば「赤い」「丸い」「甘い」と順に出していき、「りんご」という答えを導き出します。

進め方は次のとおりです。

・職員が最初のヒントをホワイトボードに書く
 
・しばらく考える時間を取る
 
・答えが出ないときは2つ目、3つ目のヒントを追加する
 
・答えがわかった方に口頭で発表してもらう
 
・正解が出たらヒントと答えをセットでボードに書き残しておく

盛り上げるポイントは、あえて惑わせるヒントを混ぜて出すことです。たとえば「白い」「冷たい」「甘い」というヒントを出すと、「アイスクリーム」「練乳」「砂糖」など、人によって違う答えが飛び交って笑いが生まれます。

ご高齢の方に懐かしいモノを題材にすると、答えのあとに思い出話が広がりやすくなります。

都道府県当てクイズ

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 20分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★★☆☆(中級)

 

都道府県当てクイズは、名産品や観光地、有名な建造物などを3つ程度のヒントとしてホワイトボードに書き、何県のことかを当ててもらうゲームです。たとえば「延暦寺」「ふなずし」「琵琶湖」と書けば、答えは「滋賀県」となります。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードに3つのヒントを順番に書く
 
・ご利用者に答えを考えてもらう
 
・答えがわかった方から発表してもらう
 
・正解後にその都道府県についてもう少し情報を補足する

ヒントは難しいものから始めるよりも、徐々に有名なものを出していくほうが、答えがわかったときの達成感が大きくなります。

盛り上げるポイントは、ご利用者の出身地や、若いころに住んでいた場所を題材にすることです。「ここに行ったことある人はいらっしゃいますか」と問いかけると、旅行の思い出や昔の暮らしの話が広がっていきます。

正解後の会話が、ゲームそのものよりも盛り上がることも少なくありません。

ことわざ穴埋めクイズ

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 15分
人数目安 5〜15名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

ことわざ穴埋めクイズは、よく知られたことわざの一部を空欄にして、何の言葉が入るかを当ててもらうゲームです。たとえば「猿も〇〇から落ちる」と書いて、「木」を答えてもらうといった具合です。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードにことわざを書く
 
・空欄部分を「〇」で隠す
 
・ご利用者に答えを考えてもらう
 
・わかった方から発表してもらう
 
・正解が出たらそのことわざの意味も合わせて確認する

盛り上げるポイントは、答えがなかなか出ないときに、ことわざの意味をヒントとして伝えることです。「あまり上手な人でも失敗することがあるという意味です」と伝えれば、答えに近づきやすくなります。

ときには珍回答が飛び出して場が笑いに包まれることもあるので、その場の雰囲気を楽しみながら進めていきましょう。

歌詞穴埋めクイズ

準備物 ホワイトボード、マーカー
所要時間 20分
人数目安 5〜20名
難易度 ★★☆☆☆(初級)

 

歌詞穴埋めクイズは、童謡や昭和歌謡など、ご高齢の方になじみのある歌の歌詞の一部を空欄にして、何の言葉が入るかを当ててもらうゲームです。たとえば「さいた さいた 〇〇〇〇〇のはなが」と書いて、「チューリップ」を答えてもらうといった具合です。

進め方は次のとおりです。

・職員がホワイトボードに歌詞の一部を書く
 
・空欄部分を作っておく
 
・ご利用者に答えを考えてもらう
 
・わかった方から発表してもらう
 
・正解が出たあとはその歌をみんなで歌う

盛り上げるポイントは、参加者全員が知っている歌を選ぶことです。童謡や戦前から戦後にかけてのヒット曲は、世代を超えてなじみがあるので外しにくい選択といえます。

クイズに答えられなかった方も、最後にみんなで歌うことで「自分もレクに参加できた」と感じてもらえるのが、このゲームの良いところです。

難易度・所要時間別 言葉遊びゲーム早見表

ここまで14種類の言葉遊びゲームを紹介してきましたが、「結局、今日のレクには何を選べばいいのか」と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。この章では、これまで紹介した14種類のゲームを、難易度・所要時間・人数・用途で整理した早見表をまとめました。

「短い時間でさっと盛り上げたい」「メインのレクとしてじっくり取り組みたい」など、その日の状況に合わせて選びやすくなるように、用途別の目安も入れています。明日のレクのネタ選びに、ぜひお役立てください。

ゲーム名 カテゴリ 所要時間 人数 難易度 用途
連想ゲーム しりとり・連想系 10〜20分 5〜20名 導入用
文字数しばりしりとり しりとり・連想系 15〜20分 5〜15名 ★★ 導入〜メイン
テーマしりとり しりとり・連想系 15〜20分 5〜15名 ★★ メイン
〇のつく言葉集めゲーム 言葉集め系 15〜20分 5〜20名 ★★ メイン
「〇〇しい」言葉探しゲーム 言葉集め系 15分 5〜15名 ★★ 導入〜メイン
ひらがなマスから単語を探すゲーム 言葉集め系 20分 5〜15名 ★★★ じっくり
あ行・か行で言葉作りゲーム 言葉集め系 20分 5〜15名 ★★★ じっくり
漢字バラバラクイズ 漢字系 15分 5〜15名 ★★★ メイン
〇偏の漢字集めゲーム 漢字系 20分 5〜15名 ★★★ じっくり
漢字で読む外来語クイズ 漢字系 15分 5〜15名 ★★★ メイン
3ヒントクイズ ヒント・推理系 15分 5〜20名 ★★ 導入〜メイン
都道府県当てクイズ ヒント・推理系 20分 5〜15名 ★★★ メイン
ことわざ穴埋めクイズ ヒント・推理系 15分 5〜15名 ★★ メイン
歌詞穴埋めクイズ ヒント・推理系 20分 5〜20名 ★★ メイン

 

ゲーム選びの判断軸として、次の3点を意識すると迷いにくくなります。

・時間:10〜15分しか取れない日は導入用、20分以上確保できる日はメイン向きやじっくり向きを選ぶ
 
・人数:参加人数が多いときは「5〜20名」と幅広く対応できるゲーム、少人数のときはじっくり取り組めるゲームが向いている
 
・場の温まり具合:初めて参加する方が多い回や雰囲気が硬い日は難易度★または★★、常連が多くて慣れている回は★★★に挑戦する

毎回同じゲームを繰り返すとマンネリ化しやすくなるため、カテゴリをローテーションするのも一つの方法です。たとえば「今週はしりとり・連想系、来週は漢字系」というように曜日や週ごとに切り替えると、ご利用者にも新鮮さを保ってもらえます。

言葉遊びゲームでありがちな失敗パターンと回避法

言葉遊びゲームを実施していると、「思っていたほど盛り上がらなかった」「途中で空気が冷めてしまった」と感じる場面に出くわすことがあります。こうした失敗は、レク経験の長い職員でも一度は経験するものです。

ここでは、現場でありがちな4つの失敗パターンと、それぞれの回避法をセットで紹介します。事前に知っておくだけで、次のレクから対応の引き出しが増えるはずです。

答えが一つに絞られてすぐ終わってしまう

ありがちな失敗の一つが、お題の選び方を誤って、答えが一つに絞られてしまうケースです。たとえば「日本一高い山は」という問いを出すと、誰かが「富士山」と答えた瞬間にゲームが終わってしまい、せっかく集まったご利用者の時間が短く区切られてしまいます。

正解した方は満足できても、まだ考えていた方は答える機会を失い、気まずい空気が残ることもあります。

回避法は、複数の答えがあるお題に切り替えることです。「赤いものといえば」「丸いものといえば」「お正月に思い浮かぶものは」のように、いくつもの答えが出てくる問いに変えれば、全員が考え続けられる時間が生まれます。

お題を準備する段階で「この問いには答えが何通りあるか」を意識して選ぶと、ゲームが長く楽しめる場へと変わっていきます。

特定のご利用者ばかりが答えてしまう

レクの現場では、答えるのが得意な方が早い者勝ちで答え続けてしまい、他のご利用者が発言の機会を失ってしまう場面もよく見られます。そのままにしておくと、答えにくい方が「自分は参加しなくていい」と感じて黙り込んでしまい、ゲーム全体が一部の方だけのものになってしまいます。

回避法は、進行ルールを早い者勝ちから順番制に切り替えることです。順番に当てていくことで、全員に発言の機会が行き渡ります。

答えが出にくい方には、「〇〇さんはどう思いますか」と直接声をかけて、考える時間を意識的につくってあげましょう。人数が多い回はチーム戦に切り替えるのも有効です。

チームの仲間と相談しながら答える形にすれば、発言が苦手な方も自然に会話の輪に入れます。

難易度が合わずに参加意欲が下がる

お題の難易度が参加者のレベルに合っていないと、レクは一気に冷めてしまいます。難しすぎると沈黙が広がり、簡単すぎるとすぐに飽きられてしまいます

特に、認知機能や経験にばらつきがあるご利用者が混在する場では、全員にちょうどよい難易度を設定するのは簡単ではありません。

回避法は、参加者の様子を見ながらその場で難易度を調整することです。答えがなかなか出ないときは、ヒントを早めに出すか、お題を易しいものに切り替えます。逆に、すぐに答えが出てしまうときは、より難しいお題に進めると場の集中力を保てます。

事前に複数の難易度のお題を準備しておくと、その場で柔軟に切り替えられます。レクに入る前に「易しめ・普通・難しめ」の3段階を用意しておくのがおすすめです。

不正解への対応でご利用者の自尊心を傷つけてしまう

ご利用者の答えが間違っていたとき、「違います」「それは違いますね」と即座に否定してしまうと、その方の自尊心を深く傷つけてしまうことがあります。ご高齢の方の中には、不正解を指摘されたことで「もう答えたくない」と感じてしまう方も少なくありません

不正解への対応は、レクの雰囲気を左右する大切な場面です。

回避法は、否定の言葉を使わずに肯定的な声かけに変えることです。「おしいですね、もう一歩です」「その発想もおもしろいですね」「言われてみればそうとも考えられますね」など、答えてくれたこと自体を歓迎する言葉を選びましょう。

子ども扱いしたり、馬鹿にしたような言い方をしたりするのは避け、敬意を持って接することが大切です。レクの場が「答えても安心できる場所」だと感じてもらえれば、ご利用者は次第に積極的に発言してくれるようになります。

言葉遊びゲームに関するよくある質問

ここでは、ホワイトボードを使った言葉遊びゲームについて、介護現場でよく寄せられる質問にお答えします。これからレクに取り入れたい方や、実施のなかで疑問が出てきた方の参考になれば幸いです。

認知症の症状が重い方でも参加できますか

認知症の症状が重い方でも参加していただくことは可能です。ただし、難易度の調整や声かけ、席の配置などに少し工夫が必要になります。

答えを正確に出すことを目的にせず、その場の雰囲気を一緒に感じてもらうことを大切にしましょう。たとえば「赤いものといえば」のような易しいお題から始めると、答えやすい雰囲気が生まれます。

また、答えが出なくても「うなずく」「笑顔を見せる」といった反応そのものが参加の形だと考え、無理に発言を促さないことがポイントです。周囲の盛り上がりや笑い声を一緒に感じてもらうだけでも、ご利用者にとって安心できる時間になります。

一人で進行する場合のコツはありますか

スタッフの人数が限られている現場では、一人でレクを進行する場面も少なくありません。一人で進行するときに意識したいのは、事前準備と段取りの工夫です。

お題のリストをあらかじめ作っておけば、ゲーム中に次のお題を考える手間が省け、進行に集中できます。また、答えが詰まったときに使うヒントもいくつか用意しておくと安心です。

ホワイトボードに書く役と進行役を兼ねるときは、書いている間にご利用者から目を離しすぎないように注意しましょう。時々顔を上げて、「みなさんいかがですか」と声をかけることで、ご利用者の様子を確認しながら進められます。

慣れないうちは易しいゲームから始めて、徐々にレパートリーを広げていくのがおすすめです。

ホワイトボードはどんなものを選べばよいですか

ホワイトボードは、サイズと機能の2つの観点で選ぶと失敗が少なくなります。サイズは、参加人数や部屋の広さに合わせて選びましょう。

5〜10名程度の少人数レクなら、幅120×高さ90cm程度のサイズで十分対応できます。15〜20名規模のデイサービスのホールで使う場合は、幅180×高さ90cmが目安です。

後方に座る方でも文字が見えるよう、文字は5cm角以上を意識して大きく書くのがポイントです。高さは、座ったご利用者の目線に合うように調整できるキャスター付きのスタンドタイプが便利です。

機能面では、両面が使えるタイプやマグネットに対応しているタイプを選ぶと、用途の幅が広がります。マーカーは、黒・赤・青の3色をそろえておき、太字タイプを使うと見やすさが格段に上がります。

予算に余裕があれば、複数枚を使い分けると、お題を消す手間を省きながら進行できます。

まとめ

この記事では、ホワイトボードを使ってできる高齢者向けの言葉遊びゲームを14種類紹介してきました。しりとりや連想ゲームといった定番から、漢字やことわざを使った教養系のゲームまで、その日の参加人数や雰囲気に合わせて選べる幅広いラインナップです。

あわせて、レクを盛り上げる進行のコツや、現場でありがちな失敗の回避法もお伝えしました。

大切なのは、ご利用者の表情や反応を見ながら、その場の空気に合わせて柔軟に進めていくことです。ホワイトボードとマーカーが1本あれば、明日のレクからすぐに始められます。

紹介した14種類の中から、まずは一つでも気になったゲームを試してみてください。日々のレクに新しい風を吹き込み、ご利用者にとっても職員にとっても、笑顔が増える時間になれば幸いです。

この記事の執筆者
シフトライフ編集部
Shift Life編集部

介護現場での実務経験を持つライターと、介護報酬・制度に精通した編集スタッフが連携し、現場で役立つ情報をお届けしています。
制度・加算に関する情報は、厚生労働省・自治体などの公的機関が発行する一次情報を優先的に参照し、掲載前にファクトチェックを実施しています。

 
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