介護施設でレクリエーションをする際「利用者様が盛り上がるゲームをやりたい」と考え、レクのネタを探している介護職員の方も多いと思います。
毎日レクリエーションをしていると、同じ活動の繰り返しでマンネリを感じてしまう利用者様も少なくありません。
認知機能の維持や脳トレを意識しながら、楽しく自然に盛り上がる活動を探すのも大変ですよね。
そこでこの記事では、準備不要や道具なしでも盛り上がる、高齢者向け言葉遊びレクリエーションを紹介します。
言葉遊びレクリエーションは、準備の手間がかからないだけでなく、ゲームの種類が豊富で利用者様も飽きずに楽しめます。
すぐに使える実践的な内容なので、ぜひ試してみてください。
目次
言葉遊びゲームとは?高齢者レクにおすすめの理由

言葉遊びゲームとは、しりとりや連想ゲームなど、言葉を使用して楽しむレクリエーションのことです。
特別な道具や準備が不要で、座ったままでも参加できるため、高齢者のレクリエーションにおすすめです。
また脳トレ効果や口腔機能の向上など、利用者様が生活をしていくうえでも大切な力を養えます。
利用者様と職員にメリットがあり、多くの高齢者施設で言葉遊びゲームが取り入れられています。
利用者側のメリット
言葉遊びゲームに参加することで得られる利用者様のメリットは以下のとおりです。
・認知機能の維持・向上につながる
・コミュニケーションが活性化する
・笑いや達成感が生まれ精神面に良い影響がある
・身体的負担が少なく気軽に参加できる
認知機能の維持・向上につながる
言葉遊びゲームは認知機能の維持・向上に効果的です。
なぜなら言葉を思い出したり、ルールに沿って考えたりする過程で、記憶力や思考力を使うからです。
例えばしりとりは、語彙を記憶から引き出す必要があります。
言葉を考えるときに脳が刺激され、その結果、認知症予防につながる可能性があるのです。
楽しみながら脳を活性化できるため、言葉遊びゲームは認知機能の維持や向上におすすめです。
コミュニケーションが活性化する
ゲームを通じて自然と会話が生まれ、お互いの考えを共有する機会が増えます。
例えばチーム対抗のゲームでは、協力し合う場面があり、普段あまり話さない方同士でも交流が深まります。
結果として、施設内での人間関係が豊かになり、孤独感の軽減にもつながるでしょう。
そのため言葉遊びゲームは参加者同士のコミュニケーションを促進、活性化します。
笑いや達成感が生まれ精神面に良い影響がある
言葉遊びゲームをした際、予想外の答えが出たときや、難しい問題が解けたときに笑いや喜びが起こり、心を前向きにします。
ユニークな回答が出て会場が和んだり、ゲームが苦手な様子だった方が正解して拍手を受けたりする瞬間もあるでしょう。
こうした感情の動きが日々の生活に彩りを添え、心の健康維持につながります。
利用者様の自然な笑顔や、やる気を促したいのであれば、言葉遊びゲームを取り入れてみてください。
身体的負担が少なく気軽に参加できる
言葉遊びゲームは座ったままでもできますし、激しい動きもありません。
身体的な負担が少ないため、幅広い方が参加できます。
車椅子を使用している方や、体力に不安がある方でも、ほかの参加者と同じように楽しめるでしょう。
身体機能のレベルに関係なく、誰もが平等に参加できる点が言葉遊びの魅力です。
職員側のメリット

言葉遊びゲームは、職員側にもメリットがあります。例え、以下のようなものが挙げられます。
・準備が簡単で取り入れやすい
・天候に左右されず実施できる
・参加者の状態に合わせてアレンジしやすい
準備が簡単で取り入れやすい
言葉遊びゲームは道具が不要で、ルールさえ決めればすぐに始められます。
しりとりや連想ゲームは口頭だけで進められ、特別な材料を用意する必要がありません。
忙しい仕事の合間でも気軽に実施でき、継続的なレクリエーション活動につながります。
言葉遊びゲームは、利用者様のQOL向上だけでなく、職員の業務負担を減らすメリットもあります。
天候に左右されず実施できる
言葉遊びゲームは天候に関係なく実施できることもメリットです。
屋内で完結するため、雨天や猛暑などの悪天候でも予定通り開催できます。
そのため、例えば外出レクが中止になった場合でも、急きょ言葉遊びゲームに切り替えることも可能です。
道具や準備が少ないぶん、急きょレクリエーションをする場面になっても言葉遊びゲームならすぐに実施できます。
参加者の状態に合わせてアレンジしやすい
言葉遊びゲームは難易度を参加者の認知機能・体調に合わせて調整できます。
認知機能が高い方にはテーマを限定して難易度を上げたり、ゲームが苦手な方にはヒントを多めに出すといった工夫ができます。
その結果、全員が楽しめるレクリエーションを提供でき、利用者様の満足度の向上につながるでしょう。
言葉遊びゲームは柔軟にアレンジできる点が魅力です。
【準備不要】盛り上がるしりとり系ゲーム5選
介護施設で盛り上がる言葉遊び、しりとり系ゲームの中から、ここでは5つご紹介します。
1.基本のしりとり
2.テーマ限定しりとり
3.2文字しりとり
4.逆さしりとり
5.文字数制限しりとり
しりとり系ゲームは、誰もが知っている馴染み深い言葉遊びです。ルールがシンプルでわかりやすいため、認知機能のレベルに関わらず楽しめます。
1.基本のしりとり
基本のしりとりは最もシンプルな形式です。
【ルール】
・最初の人が好きな言葉を言ったりする
・次の人は前の言葉の最後の文字から始まる言葉を言う
・「ん」で終わる言葉を言った人が負け
・すでに出た言葉は禁止し、制限時間を設けるのもおすすめ
しりとりは特別なルールがないため、初めて参加する方でもすぐに理解できます。
シンプルだからこそ、語彙力や記憶力を自然と使う良い脳トレにもなります。
ゲームを盛り上げるポイントとして、制限時間やチーム戦などルールを設けておくこともおすすめです。
2.テーマ限定しりとり
テーマ限定しりとりも、盛り上がりやすい言葉遊びのゲームです。ルールなどは以下のとおりです。
【ルール】
1.事前に決めたテーマの言葉だけを使ってしりとりをする
2.基本的なしりとりのルールは同じ
食べ物や動物、都道府県などテーマを絞ってしりとりをします。
テーマに合わない言葉を言った場合は言い直しになります。
テーマをしぼることで考える範囲が明確になり、集中力が高まるのがポイントです。
3.文字しりとり
2文字しりとりは、しりとりの単語を2文字に限定するゲームです。
【ルール】
1.すべての言葉を2文字に限定する
2.前の言葉の最後の文字から始まる2文字の言葉を言う
例)「いぬ」→「ぬま」→「まめ」→「めす」と続けていく
3.「ん」で終わる言葉を言った人が負け
2文字という限定条件が加わることで、制約が生まれ思考力を鍛えることができます。
短時間で答えを見つける必要があるため、瞬発的な思考力の訓練にもなります。
4.逆さしりとり
逆さしりとりは、前の言葉の最初の文字で終わる言葉を言うゲームです。
【ルール】
1.前の言葉の最初の文字で終わる言葉を言う
例)「りんご」→「かたつむり」→「りす」
2.すでに出た言葉は使えない
逆さしりとりは、前の言葉の頭文字を次の言葉の終わりにつなげなくていけないので、逆思考が必要です。
最初は戸惑う方もいますが、慣れてくると楽しさが増し、笑いも生まれやすくなるでしょう。
5.文字数制限しりとり
文字制限しりとりのルールは以下のとおりです。
【ルール】
1.3〜4文字以上と文字数の下限を設定する
2.文字数が足りない言葉を言った場合は言い直し
3.難易度に応じて文字数を調整する
文字制限しりとりのルールは基本的なしりとりと同じです。
ただし、しりとりをする単語の文字数を制限することで、通常のしりとりよりも思考力や語彙を探る力が身につきます。
認知機能が比較的高い方向けのチャレンジとして活用できるでしょう。
【道具なしでOK】連想・発想系ゲーム4選
しりとり以外にも、盛り上がる言葉遊びゲームはいろいろあります。
ここでは、連想・発想系ゲームを4つ紹介します。
6.単語連想ゲーム
7.あいうえお作文
8.古今東西ゲーム(山手線ゲーム)
9.言葉カウントダウン
連想・発想系ゲームは、創造性や柔軟な思考力を育むレクリエーションです。
正解が1つではないゲームも多く、個性的な回答が飛び出すことで参加者も盛り上がるでしょう。
6.単語連想ゲーム
単語連想ゲームは以下のとおりです。
【ルール】
・最初の人がお題となる単語を言う
・次の人は前の言葉から連想される言葉を言う
例)お題が例えば海から始まる場合「魚」→「刺身」→「醤油」→「豆腐」といった具合
・順番に連想を続けていく
単語連想ゲームは、連想の仕方に正解がなく、それぞれの経験や価値観が反映され自由な発想を楽しめます。
予想外の連想が出ると笑いが生まれ、その人の個性を知るきっかけにもなるでしょう。
7.あいうえお作文
あいうえお作文のルールは以下で説明しています。
【ルール】
1.お題となる言葉を決める(3〜5文字程度が適切)
2.お題の各文字を頭文字にした文章をつくる(例:お題「はる」→「は:花が咲き」「る:ルンルン気分」)
あいうえお作文は言葉の組み立て能力を鍛えるゲームです。
例えば「さくら」をお題にすると、「さ:寒さが和らぐ」「く:雲一つない青空で」「ら:ランチを食べる」といった作文ができます。
決められた文字から始まる文章を考えることで、語彙力と創造力の両方を使います。
季節やイベントに関連するお題を選ぶと、思い出話も広がりやすくなるでしょう。
8.古今東西ゲーム(山手線ゲーム)
古今東西ゲームはリズム感や瞬発力が求められるゲームです。
【ルール】
1.テーマを決める
2.手拍子に合わせてテーマに沿った単語を順番に答えを言う
3.同じ答えは言えない
食べ物や都道府県などのテーマに沿って、一定のリズムに乗りながら該当する単語に答えていきます。
素早く思い出す力が求められるため、単語を引き出す能力が必要です。
9.言葉カウントダウン
言葉カウントダウンは、しりとりの単語を徐々に減らしていくゲームです。
【ルール】
1.5文字の言葉から始める
2.次の人は4文字の言葉を言う
3.3文字、2文字と減らしていく
4.1文字まで到達したら再び5文字に戻る
「ひまわり」→「はなび」→「はな」→「は」といった流れになります。
文字数が減るにつれて難しくなるため、ゲームが進むほど盛り上がるでしょう。テーマを決めて実施するのもおすすめです。
【チームで楽しめる】コミュニケーション系ゲーム3選
チームで楽しめるコミュニケーション系のゲームは以下の3つです。
10.伝言ゲーム
11.なぞなぞ
12.言葉合わせゲーム
チームで楽しむゲームは、協力する楽しさや一体感を味わえるレクリエーションが多めです。
10.伝言ゲーム
伝言ゲームに必要な物や進め方は以下のとおりです。
【用意する物】
・お題を書いた紙
【ルール】
1.3〜5人程度のチームをつくる
2.最初の人だけがお題を見る
3.順番に次の人へ耳打ちで伝える
4.最後の人が聞いた内容を発表する
最初に答えたお題と、最後に発表した人のお題が一致していれば成功です。
複数チームで競う場合は正解率で勝敗を決めるのも盛り上がります。
11.なぞなぞ
なぞなぞは、準備する物も少なく職員負担が少ないレクリエーションの1つです。
【用意する物】
・なぞなぞの問題集
・ホワイトボード
【ルール】
1.職員または参加者がなぞなぞを出題する
2.個人戦またはチーム戦で答えを考える
3.制限時間を設ける場合は30秒〜1分程度
なぞなぞは問題やヒントから答えを考える際に、推理力や発想力を使用します。
昔懐かしいなぞなぞを選ぶと、童心に返って楽しめるでしょう。
12.言葉合わせゲーム
言葉合わせゲームは以下のとおりです。
【ルール】
1.お題を決める
2.お題に関連する単語を考える
3.各グループで答えを一致させる
言葉合わせゲームは「料理」や「スポーツ」などお題にする単語を全グループで一致させるレクリエーションです。
みんなが連想しそうな単語を考えるので、自身だけでなくそれぞれの経験や価値観を反映させなければいけません。
共感性や推測力などが磨かれる効果や、グループ内でコミュニケーションも生まれるので、利用者様同士の交流のきっかけにもなります。
【脳トレ効果が高い】クイズ・パズル系ゲーム3選
脳トレ効果が高いクイズやパズル系のゲームは以下のとおりです。
13.逆さ読みゲーム
14.文字穴埋めクイズ
15.クロスワードパズル
クイズやパズル系のゲームは、集中力と思考力をフルに使うレクリエーションです。
正解を導き出したときの達成感が大きく、自信につながります。
13.逆さ読みゲーム
逆さ読みゲームに必要な物やルールは以下のとおりです。
【用意する物】
・逆さ読みする言葉のリスト
・ホワイトボード
【ルール】
1.言葉を逆さまに読み上げる
2.参加者は元の言葉を当てる(例:「ごんり」→「りんご」)
3.個人戦またはチーム戦で実施
逆さ読みゲームは通常とは逆の順序で文字を処理するため、脳に刺激を与えます。
文字数が長すぎると答えられなくなるので、3〜5文字が適切です。
最初は難しく感じますが、慣れてくると楽しくなり、脳トレ効果も高まります。
14.文字穴埋めクイズ
文字穴埋めクイズをするには以下の物やルールが必要です。
【用意する物】
・穴埋め問題のリスト
・ホワイトボード
・マーカーやペン
【ルール】
1.言葉の一部を空欄にして出題する
2.参加者は空欄に入る文字を答える(例:「さく□」→「ら」(さくら)
3.ヒントを出しながら進める
4.個人戦またはチーム戦で実施
文字穴埋めクイズは「□□わり」という問題に対して、「ひまわり」か「きゅうり」か「かわり」かを文脈から判断します。
限られた情報から全体を推測する必要があるため、記憶力と推理力をきたえます。
難易度を上げるなら真ん中に文字を一文字書き、上下左右のマスを空欄にするのがおすすめです。
15.クロスワードパズル
クロスワードパズルに必要な物は以下のとおりです。
【用意する物】
・クロスワードパズルのプリント
・筆記用具
【進め方】
・タテとヨコのヒントを読んでマスを埋める
・個人またはグループで協力して解く
・難易度は参加者に合わせて選ぶ
・時間制限は設けず、ゆっくり解いても良い
・完成したら答え合わせをする
クロスワードパズルは総合的な言語能力を高めます。
なぜなら語彙力や推理力、集中力のすべてを必要とするからです。
例えば、「春の花(3文字)」というヒントから「さくら」を導き、それがほかのマスのヒントにもなります。
完成したときの達成感は大きく、参加者の自信にもつながるでしょう。
利用者様が少ない事業所でも取り組めるゲームですので、ぜひ取り入れてみてください。
言葉遊びゲームを盛り上げるコツ

言葉遊びゲームは、参加する高齢者全員が笑顔になれるように工夫することが大切です。
ここでは、介護施設でのレクリエーションを成功させるための4つのコツを紹介します。
参加者のレベルに合わせて難易度を調整する
難易度は簡単すぎると退屈になり、難しすぎると参加意欲が下がるので適切な調整が大切です。
そのため、参加者の認知機能に合わせたゲームを用意するのがおすすめです。
実際にゲームを進行する中で難易度の調整が必要になる可能性もありますので、複数の言葉遊びゲームを用意できると安心です。
準備のしやすさはメリットです。道具が不要だったり、少なくて済む言葉遊びゲームならではといえるでしょう。
例えば認知機能が比較的高い利用者様には文字制限しりとりをしたり、苦手な方には基本のしりとりを提案したりします。
個々のレベルに合わせることで、全員が無理なく楽しめる環境になり、レクリエーションを楽しんでもらいやすくなります。
ヒントを出しながら進める
ゲームの問題が難しい場合は適切にヒントを出すことも大切です。
少しのサポートがあったとしても、「自分にもできた」という達成感は消えることはないでしょう。
逆に、参加者が答えられずに達成感を得られないことを避けるべきと考えましょう。
ヒントを出すときは、答えを直接教えるのではなく、気づきを促すヒントを心がけるのがポイントです。
そうすることで、一発で答えられなくてもレクリエーションの満足度が高まるでしょう。
季節やイベントに合わせたテーマを取り入れる
季節感のあるテーマは会話のきっかけになります。なぜなら、季節の話題は共通の思い出や経験を引き出しやすいからです。
春には花見の思い出を、夏には祭りや海の話といったテーマを選びましょう。
会話のきっかけが生まれ、利用者様同士で自然と昔話が始まり、コミュニケーションが深まりやすいです。
競争よりも楽しさを重視する
言葉遊びゲームは勝敗よりもプロセスを大切にする姿勢が必要です。競争を強調しすぎると苦手な方が参加を躊躇してしまいます。
例えば問題を間違えたときも「おもしろい答えですね」と笑いに変えたり、全員が発言できるようペース配分を考えたりします。
和やかな雰囲気を保つことで、誰もが安心して参加できる場になるでしょう。
言葉遊びゲームを行う際の注意点

言葉遊びゲームを行う際の注意点は以下のとおりです。
・無理に参加を促さない
・間違いを否定しない
・参加者全員が発言できる雰囲気をつくる
レクリエーションを安全で楽しい場にするためには、職員側で配慮すべき点があります。
言葉遊びゲームをするときには、参加者の気持ちを尊重し、誰もが心地よく過ごせる環境づくりが必要です。
レクの担当者、サポートスタッフも含めて実施前に確認しておくようにしましょう。
ここでは実施する際、特に気をつけたい3つの注意点を紹介します。
無理に参加を促さない
ゲームに参加したくない方を、強制的に参加させようとするのはやめましょう。
無理に参加してもらった場合、レクリエーション自体が苦痛になってしまう可能性があります。
その結果、言葉遊びゲームで得られる効果も減ってしまう可能性もあります。
体調が優れない方や、その日の気分が乗らない方には、見学や応援での参加を認め、本人の意思を尊重することが大切です。
間違いを否定しない
答えやルールを間違えてそれを否定されると、利用者様は自信を失います。
次からの参加を避けるようになる可能性もあるので、職員は間違いを受け入れる雰囲気と安心感をつくることが求められます。
例えば、ルールを間違えた方には優しく説明し直すことが大切です。
また、予想外の答えが出たときは「そういう考え方もありますね」と肯定的に受け止めます。
間違いも楽しみの一部として捉えることで、リラックスした雰囲気が保たれます。
参加者全員が発言できる雰囲気をつくる
一部の方だけが発言する状況では、ほかの方が疎外感を覚えるので、全員が平等に参加できる工夫が必要です。
具体的には、順番を決めて全員に発言の機会を与えたり、控えめな方には優しく声をかけたりします。
発言を遮らず最後まで聞く姿勢も大切です。
参加しやすい雰囲気をつくることにより、誰もが主役になれるレクリエーションが実現します。
まとめ
言葉遊びゲームは、認知機能の維持や向上、コミュニケーションの活性化、精神面への良い影響など多くのメリットがあります。
多くの高齢者が参加しやすいこともメリットだといえるでしょう。
また、準備が簡単で天候に左右されず、柔軟にアレンジできる点も職員にとって魅力です。
今回ご紹介した15種類のゲームは、どれも道具をほとんど必要とせず、すぐに始められます。バリエーションも豊富なため、参加者の好みや状態に合わせて選べます。
今回の記事を参考にし、利用者様が安心して参加し、楽しめるレクリエーションをぜひ提供してみてください。
当サイト内には、高齢者向けレクリエーションに関しての記事を他にも掲載しています。合わせてご覧ください。
・高齢者が座ってできるレクリエーションを紹介!簡単にできて盛り上がるレク
・【道具なしで盛り上がる!】室内・高齢者向けレクリエーション10選!
・高齢者向け頭の体操・脳トレ8選!簡単にできる面白い脳トレ|期待できる効果も解説
| この記事の執筆者 | 山田亮太 所有資格:介護福祉士・認知症実践者研修 2016年から特別養護老人ホームに勤務。日常生活支援から身体介護を経験し、リーダー業務にも就く。2019年に介護福祉士を取得し、2020年に認知症実践者研修を修了。 |
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