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【教えて!】ジョハリの窓とは?4つの窓の意味、やり方をわかりやすく解説

ジョハリの窓とは

介護現場では、スタッフの知識や経験、価値観がそれぞれ異なるため、円滑なコミュニケーションが非常に重要です。介護を専門的に学んできた職員もいれば、他業種から転職してきた職員、さらには外国人スタッフが加わることも増えてきています。
 
それぞれのバックグラウンドや価値観が異なるため、時には意図せず誤解やすれ違いが生じることがあります。このような状況において、相互理解を深め、より良いチームワークを築くためには、「ジョハリの窓」の手法が有効です。
 
ジョハリの窓とは、自己認識と他者認識を可視化し、自己開示とフィードバックを通じて相互理解を深める手法です。この手法を取り入れることで、スタッフ間の信頼感が高まり、コミュニケーションが円滑になります。
 
特に介護現場では、職員同士が互いの強みや課題を理解し合い、協力しながら業務を行うことが求められます。また、スタッフが自分の強みを再確認し、自己肯定感を高めることで、サービスの質向上にもつながります。
 
ジョハリの窓を活用することで、職員間のギャップを埋め、より効果的なチームワークが実現できるため、介護事業所全体の活性化にも寄与します。ここでは、介護施設においてジョハリの窓を取り入れるための方法や内容について解説します。

ジョハリの窓とは

ジョハリの窓

ジョハリの窓とは心理学のモデルの一つで、「自分から見た自分」と「他者から見た自分」を切り分けることで、人と人との円滑なコミュニケーションを考えるために作られたものです。このモデルは心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって発表され、後に「ジョハリの窓」と呼ばれるようになりました。

対人関係において、人は次の4つの領域を持つとされています。

・開放の窓:自分も相手も知っている領域
・秘密の窓:自分は知っているが相手には隠している領域
・盲点の窓:相手は知っているが自分は気づいていない領域
・未知の窓:自分も相手も知らない領域

これら4つの領域のうち、良好な対人関係を構築するためには「開放の窓」を拡大することが重要なポイントとされています。

ジョハリの窓が自己理解(自己覚知)に役立つ理由

ジョハリの窓は、自己理解(自己覚知)を深めるだけでなく、他者理解や相互理解を促進するツールとしても活用されています。その特徴から、自己分析や企業の社員教育・研修、さらには就職活動などでも広く利用されています。

特に「盲点の窓」に関しては、他者から見えている自分の短所やネガティブな面を知ることで、自覚が促され、自己成長やスキル開発に取り組むきっかけとなります。ここで重要なのは、それが真実かどうかよりも「他者がそのように感じている」という事実を受け入れる姿勢です。この認識のギャップを解消する努力を通じて、個人の成長やチームメンバーとの信頼関係構築が進むでしょう。

他者からのフィードバックを受け入れることで「開放の窓」の範囲が広がります。これにより、認識のズレが減少し、周囲とのコミュニケーションが円滑になるだけでなく、対人関係によるストレスも軽減される効果が期待できます。

自己理解(自己覚知)はなぜ介護福祉職にとって重要なのか

コミュニケーションが円滑な介護施設で働く介護職

介護現場では、年齢や性別、生まれ育った環境、価値観が異なる人々が数多く関わるため、コミュニケーションは欠かせない要素です。

コミュニケーションには、大きく分けて以下の2種類があります。

・言語的コミュニケーション
・非言語的コミュニケーション

特に「非言語的コミュニケーション」は、人に大きな影響を与えるとされ、言葉では表現しきれないメッセージを感じ取る力が求められます。介護現場では、この非言語的な情報に気づき、受け入れる姿勢が重要です。

また、ジョハリの窓を活用することで、自分自身や他者の「知っている部分」と「知らない部分」を理解し、「開かれた窓」の領域を広げることができます。これにより、コミュニケーションが円滑になり、信頼関係の構築にもつながります。

介護現場のコミュニケーションが円滑になる

自己覚知・他者理解・自己開示を適切にコミュニケーションに取り入れることで、人間関係は構築されていきます。この信頼関係を指す言葉が「ラポール」です。介護の現場では、言葉によるコミュニケーションが難しい利用者もたくさんいます。そのためラポールの形成が非常に重要です。

ラポールを築く基本は、利用者を知ろうとする姿勢です。利用者をありのままに受け入れ、その感情を自分のことのように共有する姿勢を示すことが、信頼関係の基盤となります。お互いに信頼感を高め合うことで、心理的な安心感が生まれ、安定したケアを提供できるとともに、利用者もそのケアを受け入れやすくなります。このようにして、介護現場でのより良い関係が構築されていきます。

利用者に冷静に対応できるようになる

自己開示が進み、「開放の窓」が広がることで、ケアする側も利用者も互いのことをより深く理解できるようになります。このような状態が整うと、恐怖や不安を感じることなく、自分自身を自然に表現できる環境が生まれます。

このような環境では、自己肯定感が向上しやすくなり、他者とのコミュニケーションもよりスムーズになるでしょう。また、「ジョハリの窓」を活用して自分を客観的に捉えられるようになれば、相手を不快にさせる行動が減少し、対人トラブルや誤解による傷つけ合いを防ぐことができるでしょう。

ジョハリの4つの窓

ジョハリの窓は、心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって提唱されたコミュニケーションのモデルです。自己理解や他者理解を深めるためのフレームワークとして活用され、4つの領域(窓)に分けて自己を捉えます。それぞれの窓を拡大・縮小させることで、より良い対人関係の構築を目指します。ジョハリの窓を日常のコミュニケーションやチームビルディングに取り入れることで、職場や介護現場など、さまざまな環境での対人関係が円滑になるでしょう。

4つの窓についてそれぞれを詳しく見ていきましょう。

開放の窓

「開放の窓」(Open Self)とは、自己特性の中で

「自分も他人も知っている領域」

のことを指します。この領域が大きいほど、周囲に対して自己開示が十分に行われている状態と言えます。

具体的には、他人から見た自分の特徴(例:「あの人は〜な人だ」「〜という行動をしがち」「〜が強み」)と、自分自身が認識している特徴(例:「自分は〜という一面がある」「〜という行動をしがち」「〜が得意」)が一致している状態を意味します。

開放の窓が十分に広がると、親近感や信頼感が高まり、相手からの印象と自分の自己評価とのギャップが少なくなるため、対人関係でのストレスが軽減されます。コミュニケーションを円滑にするためには、この「開放の窓」を意識的に広げることが重要です。

盲点の窓

盲点の窓(Blind Self)とは、

「他人は知っているが、自分は知らない領域」

のことを指します。これは、自分では気づかないクセや考え方の傾向、他者の視点だからこそ発見できる側面を含んでいます。

盲点の窓は、自己認識(自分の評価)と他者認識(他人からの評価)のズレが現れる領域です。この領域が大きい場合、客観的な自己理解が不足している可能性があります。具体例として、「気づいていない癖」「自分では認識していない長所や短所」「無自覚な得意分野」などが挙げられます。

盲点の窓は、思いがけない成長のきっかけを秘めた領域でもあります。他者からのフィードバックを意識的に受け止めることで、新たな視点を得て自己成長につなげることができるでしょう。

秘密の窓

秘密の窓(Hidden Self)とは、

「他人は知らないが、自分は知っている領域」

のことです。この領域は、「他人に隠している」特性が現れる場所で、自己開示が不十分な状態を示します。秘密の窓の領域が大きい場合、周囲に対して本来の自分を出せていない可能性があります。

具体的には、「苦手意識」、「過去のトラウマ」、「プライベートな趣味」、「コンプレックス」などが含まれます。これらを隠していると周囲とのコミュニケーションがぎこちなくなり、信頼関係を築くことが難しくなることがあります。

秘密の窓が大きいと、隠し事が多いため、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。基本的には、この領域を縮小し「開放の窓」を広げることで、自然体でいられる自分を出しやすくなり、周囲と円満な関係を築くことができます。

未知の窓

未知の窓(Unknown Self)とは、

「他人も自分も知らない領域」

のことで、まだ発揮されていない可能性が隠された領域です。この領域には、秘められた才能や能力が含まれており、新たな可能性や自己成長のチャンスをもたらす部分です。

具体的には、まだ自分でも気づいていない強みやスキルなどが該当します。このような特性を発見すると、それは「秘密の窓」「盲点の窓」「開放の窓」のいずれかに分類されます。特に、「未知の窓」の特性を「開放の窓」に持ち込むことができれば、対人コミュニケーションにおいてより幅広い対応ができるようになり、関係性の質が向上します。

ジョハリの窓のやり方

ジョハリの窓の準備をする介護職員

インターネットで検索すると、ジョハリの窓のアプリやサイトが多数見つかります。しかし、実際に他人の視点からジョハリの窓を行うことが、客観的に自分を理解することにつながり、効果的な自己分析ができるでしょう。ここでは、介護事業所でも手軽にできるジョハリの窓のやり方について説明します。

ジョハリの窓を自己分析やチームビルディング研修などで定期的に行うことで、自己理解や他者理解を深め、信頼関係や対人関係を改善することができるでしょう。

参加メンバーを集め、紙とペンを用意する

まず初めに、ジョハリの窓を使って自己分析を行うメンバーを集めます。信頼できる同僚や同じユニット、フロアの職員など普段からよく関わっている人たちが適しています。初対面のメンバーやあまり知らない人と行うのは、信頼関係が不十分なため避けた方が良いでしょう。参加者同士がある程度の信頼を持ち、互いにフィードバックをしやすい環境を整えることが重要です。

準備が整ったら、各自に紙とペンを用意してもらい、ジョハリの窓を活用した自己分析を始めます。他者からの評価も受け取る準備をしておくことが大切です。これにより、自己認識を深め、対人関係の向上に繋がるフィードバックを得ることができます。

自分に該当する項目を書き出す

最初のステップは、自分の性格を表す項目をいくつか書き出してみることです。ただし、あまりにもバラバラに書き出してしまうと、後の分析が難しくなることがあります。そのため、事前に「この中から当てはまるものを選ぶ」といったように、一定のワードや項目を決めておくことがポイントになります。

例えば、以下のような項目を参考にしてみてください。

・親切
・空気が読める
・リーダーの素質がある
・根性がある
・真面目
・聞き上手
・頑固
・責任感がある
・慎重
・表情が豊か
・行動力がある
・向上心がある

これらの項目の中から、自分に当てはまる特徴を選んで書き出すことで、後の自己分析がスムーズに進みます。これを基に自己評価を行い、次のステップに進む準備をしましょう。

他者に該当する項目を書き出す

次に、他のメンバーに関して、自分がどのように思っているかを考えて、性格項目を書き出していきます。6人で行う場合は、自分以外の5人のメンバーについて、それぞれ書き出すことになります。

お互いに気を遣わずに自由に書けるように、無記名で記入してもらうとよいでしょう。これにより、誰が書いたのかがわからないため、遠慮せずに自分の思いを書きやすくなります。特に他者の性格を記入する際には、遠慮してしまうことがあるかもしれませんが、正確な分析を行うためには、遠慮せずに素直な意見を書きましょう。

また、相互理解を深めるためには、性格を表す具体的なエピソードを添えることが非常に効果的です。実際に見た行動や印象を加えることで、より具体的で納得しやすい分析が可能になります。エピソードを交えて書くことで、メンバー間の理解が深まり、フィードバックがより有益なものになるでしょう。

自分について書かれている紙を集める

全員が書き終わったら、それぞれが書いた紙を元の持ち主のところに戻しましょう。自分の性格や強みについて、他のメンバーがどのように感じ、どのように評価したのかを確認することができます。自分が思っている自分の特徴と、他の人が思う自分の特徴には違いがあるかもしれません。この過程を通じて、自分自身についての新たな気づきが得られることがあります。

自分の強みや改善点、意外な一面を発見することができ、自己理解が深まると同時に、他者の視点を受け入れることができるようになります。この作業を通じて、メンバー間の相互理解が進み、コミュニケーションがより円滑に進むでしょう。自分自身の特徴を他者と共有することは、チームの結束を強め、信頼関係の構築にも繋がります。

ジョハリの4つの窓に分類する

全員が書き終わったら、それぞれが記入した内容をジョハリの窓の4つの分類に分けていきます。分類が完了したら、グループ内でその結果を共有しましょう。この過程で、各自がどのように自分を捉えているか、他のメンバーがどのように感じているかを比較することができます。

特に「盲点の窓」に関しては、他のメンバーからの意見やフィードバックが非常に重要です。他者から指摘を受けることで、自分では気づかなかった癖や傾向に気づき、自己理解がさらに深まります。盲点を知ることは、自己成長の大きな一歩となります。

グループ内で意見を共有することで、メンバー間の信頼が深まり、相互理解が進むだけでなく、チーム全体のコミュニケーションがより効果的になるでしょう。自己開示やフィードバックを通じて、より良い人間関係を築くことができます。

フィードバックをする

分類が終わったら、その結果を全員でフィードバックし合いましょう。このフィードバックの過程は、ジョハリの窓を使った自己分析において非常に重要なステップです。書かれた内容について、例えば「どのような言動からこの強みが発揮されるのか?」や「なぜこの内容を強みだと感じたのか?」など、深掘りしてみることが大切です。

このように詳しく掘り下げることで、自分自身の特徴についての理解が深まり、自己認識がより明確になります。また、自分が認識していることと他人が認識していることに、ズレがあることを知ることができます。これにより、自己開示の方法を見直し、より効果的なコミュニケーションを取るためのヒントを得ることができます。

最終的には、このプロセスを通じて自己理解を深めるとともに、他者との信頼関係を強化し、より円滑な人間関係を築くことができるでしょう。

ジョハリの窓を実施する際の注意点

ジョハリの窓に取り組む介護職員

ジョハリの窓を実施する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。自己分析や他者とのフィードバックを通じて、自分自身を深く理解し、相互理解を促進することが目的ですが、誤った方法で行うと逆にストレスや誤解を生む可能性もあります。

特に、自己開示や他者の意見に対して防御的にならず、オープンな姿勢で取り組むことが求められます。また、グループ内でのフィードバックは尊重と配慮が欠かせません。これらのポイントに注意しながら進めることで、より効果的に自己理解を深め、チームの信頼関係を構築できます。

人間性を否定しない

ジョハリの窓を実施する際に、絶対に避けなければならないことは、他者の人間性を否定することです。フィードバックや自己分析は、自分や他者の強みを理解するためのものですが、言葉が相手を傷つけることがないよう、常に配慮が必要です。そのため、ポジティブな表現を使い、批判的な言葉を避けることが大切です。強みや改善点を見つける際には、できるだけ前向きな言葉に変換して書き出すことを意識しましょう。

自己分析や他者分析を行う中で、メンバーが安心して意見を交換できる環境を作ることが重要です。そのため、フィードバックの際には慎重さを持ちつつも、あくまで研修やグループワークの一環として、楽しみながら進めることが求められます。このプロセスを通じて、参加者全員が前向きに自己理解を深め、成長できるような雰囲気をつくりましょう。

ポジティブな表現をする

性格や強みの書き出しを行う際は、必ずポジティブな表現を使用するよう心がけましょう。ネガティブな言葉や批判的な表現を使ってしまうと、相手を不快にさせ、自己分析の本来の目的を達成できなくなります。例えば、「頑固」といった言葉ではなく、「芯がある」といったポジティブな表現を使うことで、相手に対して良い印象を与えることができます。

表現に困った場合は、言葉をそのまま使うのではなく、その特徴がどのように発揮されるのか、どんな状況で良い影響を与えているのかを具体的に説明することが大切です。もし意図が伝わりにくい場合は、相手の性格や行動についてフォローを加えながら、丁寧に伝えるように心がけましょう。こうすることで、参加者全員が安心して自己分析やフィードバックを進められ、成長を促進することができます。

無理に参加させない

ジョハリの窓に参加することに抵抗を感じている方には、無理に参加を促さないようにしましょう。自己分析や他者分析が苦手な方もおり、特に心の奥に秘めているコンプレックスや過去の経験が刺激されることに不安を感じる場合もあります。こうした活動は、自己開示を促すものであるため、他人に自分の深い部分を明かすことが難しいと感じる人にとっては、非常にストレスがかかることもあります。

ジョハリの窓をうまく活用すれば、人間関係が円滑になり、チーム全体の結束力が高まる可能性がありますが、参加したくないという気持ちを無視して無理に参加させることは避けるべきです。自分のペースで自己分析に向き合い、必要であればサポートを提供することが大切です。安心して参加できる環境を整えることが、最終的には効果的なグループワークにつながります。

メンバーによって結果が変わる

集まったメンバーの関係性により、結果が異なることがあります。たとえ親しい相手であっても、先輩や後輩、同僚など、立場や関係性によって対応が変わることはよくあります。そのため、例えば先輩が見ているあなたと後輩が見ているあなたでは、捉え方や印象に違いが生じます。

このように、メンバー間の関係性の違いはジョハリの窓においても影響を与えます。つまり、同じ人物でもメンバーによって見え方や評価が変わるため、結果に差が出ることがあります。そのため、ジョハリの窓を活用する際には、複数回、相手を変えて実施することをおすすめします。こうすることで、さまざまな視点から自分を客観的に見ることができ、より多角的な自己理解が深まるでしょう。

結果を重く考えすぎない

ジョハリの窓を実施する際、自分が思っていることと分析結果が異なり、ショックを受けることがあるかもしれません。しかし、メンバーによって結果が変わるように、ジョハリの窓を行うタイミングや状況によっても結果は左右されます。そのため、結果に一喜一憂する必要はありません。大切なのは、結果自体にとらわれることではなく、その結果をもとに自分自身の強みや弱みを深く分析することです。

自己分析の目的は、自己理解を深め、成長のきっかけを見つけることにあります。結果が予想外だったとしても、そこから得られる気づきが重要です。自分の認識と他者の認識のズレを理解し、自己改善の方法を考えることが、最も価値のあるステップとなります。そのため、分析結果にこだわりすぎず、柔軟に受け入れることが大切です。

まとめ

介護現場では、スタッフ間の連携を強化するためにコミュニケーションが欠かせません。また、ご利用者様とのコミュニケーションにおいては、何気ない言葉や表情から、その方の心や体調の変化を見逃さないことが求められます。ジョハリの窓を活用することで、スタッフ同士やご利用者様との関係をより深く理解することができます。

この手法は、さまざまな人間関係に応用可能です。スタッフ間であれば、同じ組織で働いているにも関わらず、普段は素直な自分をさらけ出せていない場合があります。しかし、ジョハリの窓を行うことで、手軽に前向きな形で周囲からの見え方を知ることができ、お互いの考えや感情を隠し事なく共有できるようになります。無理をせず自然体で向き合うことができるようになり、人間関係の構築が進み、コミュニケーションが円滑になるでしょう。

さらに、ジョハリの窓は個々の成長を促し、チーム全体の向上にもつながります。人材育成や組織の活性化を目的として、ぜひこの手法を取り入れてみてください。

この記事の執筆者伊藤

所有資格:社会福祉施設長認定講習終了・福祉用具専門相談員・介護事務管理士

20年以上、介護・医療系の事務に従事。
デイサービス施設長や介護老人施設事務長、特別養護老人ホーム施設長を経験し独立。
現在は複数の介護事業所の経営/運営支援をしている。

 
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