クロノスPerformanceは、クロノス株式会社が提供する勤怠管理システムです。勤怠集計や有休管理、給与ソフトとの連携に加え、「福祉出力オプション」を利用することで、介護・福祉向けの常勤換算表などの作成にも対応しています。
とはいえ、実際に導入を検討するとなると「自分の施設の勤務区分に対応できるのか」「費用はどれくらいかかるのか」といった疑問が出てくるのではないでしょうか。
早番・日勤・遅番・夜勤と勤務区分が入り組む介護施設では、勤怠管理システム選びの難易度も上がります。
この記事では、クロノスPerformanceの機能・料金・導入事例を整理しつつ、介護施設ならではの活用ポイントやシフト管理システム「シンクロシフト」との連携まであわせて紹介します。
勤怠管理システム「クロノスPerformance」とは?

画像出典:https://www.xronos-inc.co.jp/products/xronos/
クロノスPerformanceは、クロノス株式会社が提供する勤怠管理システムです。
打刻データの自動集計、変形労働時間制やフレックスタイム制への対応、有給休暇の一元管理、給与ソフトとの連携まで、勤怠管理に必要な機能を幅広く備えています。
中小企業から大企業まで業種・規模を問わず導入されており、医療・福祉、製造業、サービス業など多様な業界で活用されているのが特徴です。
提供形態は「パッケージ版(買い切り)」と「クラウド版」の2種類があり、施設の規模や予算に応じて選択できます。
クロノスPerformanceの基本情報
導入を検討するうえで押さえておきたい基本情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
| サービス名 | クロノスPerformance |
| 運営会社 | クロノス株式会社 |
| 主な対象 | 中小企業〜大企業 |
| 提供形態 | パッケージ版(買い切り)/クラウド版 |
| 公式サイト | https://www.xronos-inc.co.jp/ |
パッケージ版は買い切り型、クラウド版は月額料金で利用する形態です。どちらが適しているかは、利用人数やシステム構成、運用環境などによって異なります。詳しい料金については、後述する料金プランの章もあわせてチェックしてみてください。
提供元「クロノス株式会社」の概要
クロノス株式会社は東京都千代田区に本社を構える、勤怠管理システムを主力とするメーカーです。
クロノスの勤怠管理システムの製品系譜は、1987年に開発・販売を開始した勤務管理システム「たんぽぽ」にさかのぼります。以来、35年以上にわたり勤怠管理システムの開発が続けられています。
(参照:https://www.xronos-inc.co.jp/corporate/)

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・累計導入数:17,000社以上
・利用ライセンス数:330万人以上
・継続率:99.82%以上
(参照:https://www.xronos-inc.co.jp/)
継続率99.82%以上という実績も、製品を検討する際の参考材料の一つです。
製造業、医療・福祉、建設業、サービス業など幅広い業界で導入されており、公式サイトでは、介護・福祉分野の導入事例も複数公開されています。
クロノスPerformanceの主な特徴
クロノスPerformanceの主な特徴を3つ紹介します。
1. カスタマイズ不要で多様な勤務区分に対応
クロノスPerformanceは、複雑な勤務区分にもカスタマイズなしで対応できる柔軟性を備えています。
公式情報によると、最大1,000通りの勤務区分を標準機能で登録可能です。
変形労働時間制は1ヵ月・2ヵ月・3ヵ月・4ヵ月・6ヵ月・12ヵ月、フレックスタイム制は1ヵ月・2ヵ月・3ヵ月の清算期間に対応しています。
介護施設でいえば、シフト制の多様な勤務パターンにも対応できます。
2. 法改正対応とアラート機能を搭載
クロノスPerformanceでは、保守契約またはクラウド契約を通じて、最新の労働基準法に適したシステムが提供されます。設定変更が必要な場合は、サポートによる案内を受けられます。
加えて、残業時間のアラート機能(予防アラート・結果アラート)や、年次有給休暇の消化日数が5日に達していない社員の抽出、勤務間インターバルの不足チェックなど、労務管理を支える機能も備えています(詳細は後述の「労務管理・アラート機能」で紹介します)。

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3. 導入から運用までのサポート体制
クロノスPerformanceでは、導入時に対面での導入指導を受けられます。サポート手段として電話・メール・リモートサポートが用意されており、公式サイトでは電話応答率96%以上とされています。
クロノスPerformanceの主な機能
クロノスPerformanceが備える機能は多岐にわたりますが、日々の実務で特に活躍する主な機能を5つのカテゴリに分けて紹介します。
1. 多彩な打刻方法
クロノスPerformanceでは、テレタイムシリーズやWebレコーダーXなどと組み合わせて、複数の打刻方法を利用できます。介護施設で使いやすい打刻方法を中心に紹介します。
・ICカード打刻:タイムレコーダー「テレタイム」シリーズ(テレタイムα/テレタイムeZ+)を設置して、ICカードをかざして打刻
・スマホ打刻:スマートフォンアプリ「WebレコーダーX」を使用
・PC打刻:PCのブラウザからWeb打刻
・生体認証打刻:ICカード/手のひら静脈認証に対応した「テレタイムα-Te」を使用
※WebレコーダーXのアプリ利用には「クロッシオン」の契約が必要です。また、Web打刻の利用には「テレタイムWebレコーダー連携サービス」の契約が必要です。
2. 勤務データの自動集計
打刻データをもとに、労働時間や残業時間などを自動で集計できます。手作業による集計の負担を軽減し、勤怠締め作業の効率化につなげられます。
また、打刻情報や集計結果を確認できるため、管理者が勤務状況を把握する際にも活用できます。

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3. 有給休暇・各種休暇管理
有給休暇は一斉付与・個別付与のどちらにも対応しており、時間有休、代休、計画年休も管理できます。また、夏季休暇やリフレッシュ休暇といった法人独自の休暇は、残数管理項目として最大10種類まで登録できます。
年次有給休暇の消化日数が5日に達していない社員を抽出できるため、対象者の確認に活用できます。
4. 労務管理・アラート機能
設定したアラートラインを超過する可能性がある場合には「予防アラート」、実際に超過した場合には「結果アラート」が通知されます。残業時間をグラフで比較・可視化する機能もあり、働き方の傾向を把握できます。
勤務間インターバルのチェック機能を設定すると、あらかじめ設定した休息時間を基準として、不足している日にシフト管理画面でエラーマークを表示できます。
5. 給与ソフトとの連携
クロノスPerformanceは複数の給与ソフトと連携でき、連携方式はCSVやAPIなど製品によって異なります。対応製品や連携方法は公式サイトの「連携製品」で確認できます。
クロノスの主な製品ラインナップ
クロノスPerformanceは勤怠集計の中核ですが、実際の運用では打刻手段として「テレタイム」や「クロッシオン(Web打刻・アプリ)」を組み合わせるのが一般的です。
ここでは、勤怠管理に関連する3製品の役割を整理します。
勤怠管理システム「クロノスPerformance」
打刻データの集計・管理を担う勤怠管理システムです。変形労働時間制やフレックスタイム制の計算、有給休暇管理、帳票出力、給与ソフト連携などに対応しています。
申請承認クラウドサービス「クロッシオン(X’sion)」
クロッシオンは、Web上で勤怠データを可視化するクラウドサービスです。タイムカードや在席一覧を利用でき、申請承認、グループウェア、日報管理などはオプションで追加できます。
申請承認サービスを利用すると、PCやスマートフォンからワークフローの申請・承認を行えます。
タイムレコーダー「テレタイム」シリーズ
クロノスPerformanceと連携できるタイムレコーダーです。
ICカード打刻に対応する「テレタイムα」と「テレタイムeZ+」、ICカード/手のひら静脈認証に対応する「テレタイムα-Te」など、用途に応じたラインナップが揃っています。
なお、スマホ打刻には別サービスの「WebレコーダーX」(クロッシオンの契約が必要)が用意されており、WebレコーダーXとテレタイムシリーズを活用すれば、施設内・外出先など働く場所に応じて打刻方法を使い分けることができます。
クロノスPerformanceの料金プラン
クロノスPerformanceの料金は、提供形態(パッケージ版・クラウド版)、従業員数、同時接続するPC台数(CAL数)の組み合わせで変動します。
ここでは、公式サイトで公開されている料金をもとに全体像を整理します。
料金プラン比較表
公式サイトをもとに、100人制限・300人制限の場合の1人あたり料金をまとめました。
| 製品 | 形態 | 100人制限 | 300人制限 |
| クロノスPerformance | パッケージ(買い切り) | 4,356円〜/人 | 1,936円〜/人 |
| クロノスPerformanceクラウド | クラウド(月額) | 月132円〜/人 | 月60円〜/人 |
※基本料金以外に初期導入費用が発生します。
※従業員数や同時接続するPCの台数によって料金体系が変動します。
(参照:https://www.xronos-inc.co.jp/)
※料金はすべて税込。公式サイトに掲載されている1人あたりの料金です。価格は2026年8月26日時点のものです。
なお、申請承認クラウドサービス「クロッシオン」やタイムレコーダー「テレタイム」を組み合わせる場合は、別途費用が発生します。
介護施設における「クロノスPerformance」の活用ポイント
ここまでクロノスPerformanceの機能や料金を紹介してきましたが、介護施設で導入する場合はどのような点が役立つのでしょうか。
介護業界ならではの勤怠管理の課題と、それに対するクロノスPerformanceの活用ポイントを整理します。
介護施設における勤怠管理の課題
介護施設では、多様な勤務区分に加え、常勤換算表など介護業界ならではの管理業務があります。
介護施設における勤怠管理の課題例
・早番・日勤・遅番・夜勤など勤務区分が多岐にわたる
・常勤換算表・夜勤職員配置加算表の作成に時間がかかる
・複数事業所・多拠点運営での勤怠集計が煩雑になりやすい
・紙のタイムカードや出勤簿で管理している施設もある
クロノス公式の導入事例では、紙運用からの脱却や集計時間の短縮につながった事例が紹介されています。
「福祉出力オプション」で介護業界特有の帳票に対応
クロノスPerformanceには、介護・福祉業界向けのオプションとして「福祉出力オプション」が用意されています。
常勤換算表と夜勤職員配置加算表を作成でき、転記や計算にかかっていた作業時間を削減できます。
なお、提出先の地域によって細かいレイアウトが異なるため、出力後にユーザー側でレイアウトを調整する必要があります。

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介護施設での具体的な活用シーン
介護施設でクロノスPerformanceを活用する場面例としては、以下などがあります。
・常勤換算表などの作成負担を軽減:福祉出力オプションにより、常勤換算表や夜勤職員配置加算表の作成時間を削減できます。
・多様な勤務区分を管理:最大1,000通りの勤務区分を登録でき、多様な勤務形態の管理に対応できます。
・労務管理をサポート:予防アラート・結果アラートによる残業時間の管理や、勤務間インターバルの休息予定時間のチェックに活用できます。
クロノスPerformance×シンクロシフトはCSV連携が可能!業務効率化に活用

クロノスPerformanceには、シフトや事由を複数の日付に対して一括登録・修正する機能があります。また、オプションの「シフトExcel貼付」を利用すれば、Excelで作成したシフト表をシフト管理画面に反映できます。
一方、希望休や各種シフト条件を反映したシフトの自動作成まで効率化したい場合は、シフト管理システムとの連携が選択肢になります。
そこでクロノスPerformanceと組み合わせることで力を発揮するのが、シフト管理システム「シンクロシフト」です。
シフト作成〜勤怠集計のデータをCSVで連携できる
シンクロシフトで作成したシフトデータは、クロノスPerformanceにインポートできます。また、クロノスPerformanceの勤怠・打刻情報をCSV出力し、シンクロシフトへ取り込むこともできます。
シフト作成と勤怠管理をそれぞれ別のシステムで運用しながら、CSV連携で双方のデータを行き来させる仕組みです。
連携で解決できる介護現場の課題
シフトデータを勤怠管理システムへ手入力している場合、毎月の転記作業が管理者の負担になります。
連携がない場合に起こりやすい課題
・シフト作成(シンクロシフト)と勤怠管理(クロノス)に同じ情報を二重入力する手間
・予定シフトと実際の勤務のズレ(予実差異)を手作業で突き合わせる負担
CSV連携により、シフトデータの手入力による転記作業を減らせます。
連携の仕組み(簡易説明)
シンクロシフトとクロノスPerformanceの連携は、CSVファイルを介した双方向のデータ連携で実現します。
連携の流れ
1. シンクロシフトでシフトを作成 → CSVファイルを出力
2. クロノスPerformanceへCSVファイルをインポート(シフトデータとして登録)
3. クロノスPerformanceの打刻・勤怠実績 → CSVファイルを出力
4. シンクロシフトへCSVファイルをインポート(実績データとして反映)
介護施設での活用イメージ
この連携を介護施設の実務にあてはめると、次のような活用が考えられます。
介護施設での活用イメージ
・シフト作成と勤怠管理のデータをつなげられる
・手入力によるシフト転記の負担を軽減できる
・職員ごとの勤務予定と実績を管理・確認できる
クロノス×シンクロシフトの連携、導入についてのお問い合わせは、以下のフォームより承っております。
クロノスPerformanceが向いている施設・導入前の確認ポイント
勤怠管理システムの導入効果は、施設の運用状況によって異なります。
ここでは、クロノスPerformanceが向いている施設の特徴と、導入前に確認しておきたいポイントを整理します。
クロノスPerformanceがおすすめの施設
クロノスPerformanceは、次のような施設・法人におすすめです。
・夜勤・変形労働など勤務区分が多い施設
・複数拠点・複数事業所を管理している法人
・常勤換算表や夜勤職員配置加算表の作成業務も効率化したい施設
・既存の給与システムとの連携を重視したい施設
導入前に確認しておきたい点
導入前に以下のようなポイントを整理しておくと、より自施設に合った構成を提案してもらいやすくなるでしょう。
・自施設に必要な機能を洗い出しておく
打刻方法、申請承認、シフト管理のどこまでをシステム化したいかを整理しておくと、過不足のない構成を提案してもらえます
・利用したい機能に応じた契約を確認する
WebレコーダーXアプリの利用にはクロッシオンの契約が必要です。また、申請・承認機能の利用には「申請承認サービス」オプションが必要です
・シフト管理で何を自動化したいのか事前に整理する
シフトの自動作成まで求めるのか、既存シフト表の取り込みで足りるのかで必要な構成が変わります
・現在利用している給与ソフトとの連携可否を確認する
使用中の給与ソフトが連携対象に含まれるか、事前に確認しておくと安心です
自施設の状況と照らし合わせて、必要な構成を整理したうえで問い合わせると、より具体的な提案を受けられます。
まとめ|介護施設の勤怠・シフト管理を「クロノスPerformance」で最適化
クロノスの勤怠管理システムは、1987年に開発・販売を開始した「たんぽぽ」から35年以上にわたり開発が続けられています。
クロノスPerformanceは、最大1,000通りの勤務区分、有給休暇管理、アラート機能などを備えています。さらに「福祉出力オプション」を活用すれば、常勤換算表や夜勤職員配置加算表の作成業務も効率化できます。
シンクロシフトとはCSV連携が可能で、シフトデータや勤怠実績を両システム間で連携できます。
介護施設の勤怠・シフト管理を効率化したい方は、導入を検討してみてください。
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クロノスPerformanceの資料請求・導入相談・料金見積のいずれにも対応しています。
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