知識・技術

最終更新日

 

シンクロシフト無料トライアルはこちら

 

https://shiftlife.jp/2026-hcr/

【介護施設・高齢者施設向け】クリスマスレク18選!盛り上がるゲーム・歌・工作と進め方のコツ

【介護施設・高齢者施設向け】クリスマスレク

12月が近づき、クリスマス会のレクを任されて「何をすればいいだろう?」「ご利用者全員が楽しめるかな」と悩んでいませんか。
 
クリスマス会は季節を感じるきっかけになり、会話や交流も生まれやすい行事です。生活にメリハリをつける行事として取り入れている施設もあります。
 
本記事では、介護施設・高齢者施設向けおすすめクリスマスレクとして、ゲーム8つ、歌・体操・音楽のレク5つ、工作5つの計18選を紹介します。それぞれに対象・所要時間・職員数・準備物を付けたので、施設の状況に合わせて選べます。
 
後半では、おやつ・特別メニューを含めた、クリスマス会を盛り上げるコツのほか、準備から当日までの進め方(進行表)と安全面のチェックポイントもまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

介護施設向け 高齢者のクリスマスレク18選 一覧と選び方

介護施設・高齢者施設向けクリスマスレク

まずは全体像を確認しましょう。ゲームは①〜⑧、歌・体操・音楽は⑨〜⑬、工作は⑭〜⑱です。

18選の一覧表

対象欄には、向いている方と、参加しやすくする工夫の例を記載しています。

No. レク名 ジャンル 対象(参加しやすくする工夫) 所要時間 職員数の目安
① クリスマスビンゴ ゲーム 大きな絵柄・個別の声かけで参加を支援 20〜30分 2〜3人
② クリスマス〇×クイズ ゲーム 二択で回答・指差しでも参加可能 15〜20分 2人
③ クリスマスソングのイントロクイズ ゲーム 耳で楽しめる・3択で回答 15〜20分 2人
④ ツリーの的当て ゲーム 座って投げられる・距離を人ごとに調整 20〜30分 2人
⑤ プレゼントの中身当て ゲーム 触る・聞くで参加・箱に手を入れなくても可 15〜20分 2〜3人
⑥ サンタのプレゼントリレー ゲーム 車いすのまま列に入れる・隣へ手渡すだけ 15〜20分 2〜3人
⑦ 雪玉ボウリング ゲーム 体を動かすのが好きな方向け・座って転がしても可 20〜30分 2人
⑧ 卓上クリスマスカーリング ゲーム 机に向かって座って参加・手のひらで押しても可 20〜30分 2人
⑨ ジングルベルのリズム体操 歌・体操 座って参加・痛くない範囲で動かす 10〜15分 2人
⑩ 「あわてんぼうのサンタクロース」の手遊び体操 歌・体操 動きを2〜3種類に絞って繰り返す 10分 2人
⑪ クリスマスソングの合唱 歌・体操 大きな文字の歌詞で幅広く参加可能 15〜20分 2人
⑫ ハンドベル・鈴の合奏 音楽 合図に合わせて演奏/自由なリズム参加も可能 20〜30分 2〜3人
⑬ LEDキャンドルと音楽の鑑賞タイム 音楽 聴くだけで参加可能 15〜20分 2人
⑭ 紙皿リース 工作 手先を使う作業が好きな方向け・貼る作業中心 30〜40分 2〜3人
⑮ 松ぼっくりのミニツリー 工作 手先を使う作業が好きな方向け 30分(乾燥時間は別) 2人
⑯ 飛び出すクリスマスカード 工作 仕掛けを事前に組み立て、飾り付け中心でも実施可能 30〜40分 2〜3人
⑰ みんなで作るちぎり絵のクリスマスツリー 工作 共同作業・手元の小さな台紙で作業 30〜40分 2人
⑱ 紙コップのオーナメント作り 工作 手先を使う作業が好きな方向け・貼る工程だけでも可 30分 2人

 

記載した工夫以外にも、工程を減らす・職員が隣で手伝うなどで参加しやすくなる場合があります。所要時間・職員数は、ご利用者10〜15人程度で実施する際の計画例です。

必要な人数は、移動・排泄・食事介助や個別の見守りの必要性によって変わります。介助で職員が離れる場合も、会場の見守りが途切れないよう調整してください。

季節を問わないレクは高齢者が座ってできるレクリエーションで紹介しています。

施設に合うクリスマスレクを選ぶ3つのポイント

本記事では介護施設向けクリスマスレク18選を紹介していますが、レクを選ぶときは、次の3つを目安にするとよいでしょう。

1.ご利用者の状態に合わせる:体を動かせる方、認知症の方、車いすの方がどのくらいいるかで、ゲーム・音楽・工作の比重を決めます。
 
2.参加人数と職員数に合わせる:大人数ならビンゴや合唱など全員が同時に参加できるもの、少人数なら工作や中身当てなど1人ずつ関われるものが向いています。
 
3.準備にかけられる時間に合わせる:クイズや合唱は前日の準備で済みますが、工作は数日前から材料が必要です。

2〜3ジャンルを組み合わせると、得意・不得意の差があっても参加しやすくなります。

盛り上がるクリスマスゲーム8選

クリスマスレクでボール投げをする高齢者

クリスマスの題材を使ったゲームは、ルールが簡単で、会の中心にしやすいジャンルです。全員で同時に楽しむものから、順番に挑戦するものまであります。

④〜⑧のように道具を使うゲームを座って行う場合も、足元と座る姿勢を確認し、無理に前かがみになったり手を伸ばしたりしなくてよい位置に道具を置きます。車いすは停止位置でブレーキを確認してください。

①クリスマスビンゴ

・対象:大きな絵柄のカードと個別の声かけで、認知症の方や車いすの方も参加しやすい
 
・所要時間:20〜30分
 
・職員数:司会1人+見守り1〜2人
 
・用意するもの:3×3マスのビンゴカード(数字の代わりにツリー・サンタ・トナカイなどのイラストでも可)、ペン、景品

やり方

1.9マスのカードとペンを配る
 
2.番号やイラストを1つずつ読み上げ、該当するマスにペンで印を付けてもらう
 
3.縦・横・斜めのいずれかがそろったら手を挙げてもらう
 
4.3〜5人そろうまで続ける

成功のコツ
数字が見えにくい方には大きな文字や絵柄のカードを用意し、職員が隣で一緒に探しましょう。

注意点
景品や、マスに置く駒などは、誤飲につながる小さな物を避けましょう。

②クリスマス〇×クイズ

・対象:二択で答えられ、指差しでも参加できる
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:司会1人+サポート1人
 
・用意するもの:問題(10問程度)、〇×の札

やり方
「サンタクロースのそりを引く動物はトナカイである。〇か×か」のように、クリスマスにまつわる問題を10問程度用意します。1問ずつ読み上げて〇×の札を挙げてもらい、答え合わせで一言解説を加えましょう。

成功のコツ
昔の冬の行事や思い出の話につなげると、会話が広がりやすくなります。

注意点
正解にこだわりすぎず、正解の方には「よくご存じですね」、外れた方にも「惜しかったですね」と声をかけましょう。由来などの問題は、確かめられた事実に限ります。

③クリスマスソングのイントロクイズ

・対象:耳で楽しめ、3択で答えられるため幅広い方向け
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:司会1人+音響1人
 
・用意するもの:音源(CD・タブレット)、スピーカー、曲名を書いたボード

やり方
曲の最初の5秒ほどを流し、ボードの3択から曲名を答えてもらいます。正解の曲はみんなで口ずさみましょう。5〜6曲が目安です。

成功のコツ
「きよしこの夜」「ジングルベル」など、ご利用者の世代になじみのある曲を中心に選ぶのがおすすめです。

注意点
聞こえにくい方はスピーカーの近くの席にし、音量は大きすぎないよう調整してください。

④ツリーの的当て

・対象:座って投げられ、距離を人ごとに調整できる
 
・所要時間:20〜30分
 
・職員数:2人(投げる補助・玉拾い)
 
・用意するもの:模造紙や段ボールで作ったツリーの的、お手玉や丸めた新聞紙

やり方
ツリーの飾りの位置に点数を書いておきます。的から1〜2m離れたところから1人3回お手玉を投げてもらい、合計点を発表しましょう。

成功のコツ
距離を人によって変え、一人ひとりが「当たった!」という喜びを味わえるように工夫しましょう。

注意点
立って投げる方には職員がそばにつきます。落ちた玉は投球をいったん止めてから職員が回収し、ご利用者自身が拾いに行かないよう声をかけます。

⑤プレゼントの中身当て

・対象:触る・聞くで参加でき、箱に手を入れなくても楽しめる
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:司会1人+グループごとの補助1〜2人
 
・用意するもの:ラッピングした箱3〜4個(手が入る穴を開ける)、中に入れる身近な物(みかん、大きめの鈴、毛糸玉など)

やり方
少人数のグループに分け、グループごとに1箱ずつ回します。振ったり穴から手を入れて触ったりしてもらい、全員が触れたら中身を予想して、箱を開けて答え合わせをしましょう。

成功のコツ
答え合わせで中身を見せながら、冬の思い出話につなげると会話が弾みやすくなりますよ。

アレンジ:ジェスチャー当て
職員がサンタやトナカイのしぐさをして何かを当ててもらう形にすると、道具なしでも楽しめます。

注意点
とがった物・壊れやすい物・口に入れやすい小さな物は入れないでください。中が見えない箱を怖がる方には、無理に手を入れてもらわず、振って音を聞くだけでも参加できるようにしましょう。

⑥サンタのプレゼントリレー

・対象:車いすのまま列に入り、隣へ手渡すだけで参加できる
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:2〜3人(チームごとに見守り)
 
・用意するもの:小さめのプレゼント箱、サンタ袋、BGM

やり方

1.1チーム5〜6人で横一列に座る(車いすの方はそのまま列に入る)
 
2.音楽に合わせて、箱を隣の人へ手渡しする
 
3.最後の人がサンタ袋に入れたらゴール
 
4.2〜3回戦行う

成功のコツ
勝ち負けよりも「全員でつなぐ」ことを楽しめる声かけがおすすめです。

注意点
体をひねりすぎないよう、手の届く距離で座席を配置してください。箱が床に落ちたときは職員が拾います。

⑦雪玉ボウリング

・対象:体を動かすのが好きな方向け(座って転がしても可)
 
・所要時間:20〜30分
 
・職員数:2人(転がす補助・ピンを立て直す)
 
・用意するもの:白い布やビニールで包んだ新聞紙の雪玉、ペットボトルのピン6本程度(サンタや雪だるまの絵を貼る)

やり方
ピンを2〜3m先に並べ、雪玉を1人2回転がしてもらいます。倒れた本数を数えて競いましょう。

成功のコツ
準備の段階で試しに転がし、ピンが倒れにくい場合は転がしやすい軽量のボールに替えましょう。ピンの数や距離を調整し、倒れた瞬間は拍手で盛り上げます。

注意点
立って転がす場合は職員がそばにつきます。雪玉やピンは職員が回収し、ご利用者が床へかがんで拾わないよう声をかけましょう。

⑧卓上クリスマスカーリング

・対象:机に向かって座って参加でき、手のひらで押しても楽しめる
 
・所要時間:20〜30分
 
・職員数:2人(進行・見守り)
 
・用意するもの:長机、ストーン(手のひらで押せる大きめの一体型の用具)、ゴールの的(ツリーやリースの絵)

やり方
長机の反対側に的を置き、机の端からストーンを指ではじくか、手のひらで滑らせてもらいます(1人2投)。的の中心に近い人の勝ちです。

成功のコツ
指ではじくことが難しい方は、手のひらで滑らせても参加できます。力に合わせて、スタート位置を前に出すなどのハンデを付けましょう。

注意点
口に入る大きさの物や、小さな部品が外れる物はストーンに使わないでください。使用前後に破損や個数を確認しましょう。

クリスマスの歌・体操・音楽レク5選

介護施設のクリスマスレク ジングルベルのリズム体操

クリスマスソングは知っている曲も多く、季節を感じやすいジャンルです。体を大きく動かすのが難しい方も、歌や鑑賞で参加できます。

⑨ジングルベルのリズム体操

・対象:座って参加でき、痛くない範囲で動かせばよい
 
・所要時間:10〜15分
 
・職員数:前で見本を見せる1人+見守り1人
 
・用意するもの:音源、鈴(なくても可)

やり方
「ジングルベル」に合わせて、手拍子8回→もも打ち8回→肩の上下8回のように、簡単な動きを繰り返します。1曲を2回通すのが目安です。

成功のコツ
最初はテンポをゆっくりにし、慣れてきたら通常の速さにしましょう。

注意点
痛みのある部位は無理に動かさないよう、事前に声をかけておきます。

⑩「あわてんぼうのサンタクロース」の手遊び体操

・対象:動きを2〜3種類に絞って繰り返すため、覚えやすい
 
・所要時間:10分
 
・職員数:見本1人+見守り1人
 
・用意するもの:音源

やり方
歌の場面に合わせて、鐘を鳴らすしぐさ・煙突をのぞくしぐさなどの動きを決めます。職員が見本を見せてから、曲に合わせて2回通しましょう。

成功のコツ
動きは2〜3種類に絞り、何度か繰り返すと覚えやすくなります。

注意点
肩に痛みがある方には、「痛くない範囲で動かせば大丈夫ですよ」と伝えましょう。テンポが速い曲なので、最初はゆっくり歌いながら動きを確認します。

⑪クリスマスソングの合唱

・対象:大きな文字の歌詞を用意し、幅広い方が参加できる
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:伴奏・音源1人+配布1人
 
・用意するもの:大きな文字の歌詞カードまたは模造紙、音源や楽器

やり方
歌う曲を2〜3曲選び、職員が先導して歌い出します。続けて全員で歌いましょう。

成功のコツ
「赤鼻のトナカイ」など、口ずさみやすい冬の歌も混ぜるのがおすすめです。

注意点
感染症の流行期は、間隔をあける・換気するなどの対応を検討してください。

⑫ハンドベル・鈴の合奏

・対象:合図に合わせて演奏するほか、自由なリズムでも参加できる
 
・所要時間:20〜30分
 
・職員数:指揮1人+サポート1〜2人
 
・用意するもの:音程のあるハンドベルやミュージックベルと色分けした楽譜、または鈴

やり方

・ハンドベル・ミュージックベルの場合:担当する音を決め、職員の合図(指した色など)に合わせて鳴らします。短いフレーズから始め、慣れてきたら1曲に挑戦しましょう。
 
・鈴の場合:曲に合わせてリズムを刻む方法にします。

合図を追うことが負担な方は、好きなタイミングで音を鳴らして参加できます。

成功のコツ
ベルの場合は、本番の前に色ごとに1音ずつ鳴らす練習をすると、自分の出番がわかりやすくなりますよ。

注意点
握る力が弱い方には、持ちやすい鈴やリストバンド型の鈴を使いましょう。

⑬LEDキャンドルと音楽の鑑賞タイム

・対象:聴くだけで参加でき、動くことや集団活動が難しい方も過ごしやすい
 
・所要時間:15〜20分
 
・職員数:2人(進行・見守り)
 
・用意するもの:LEDキャンドル、イルミネーションライト、静かなクリスマス音楽

やり方
照明を少し落とし、LEDキャンドルの明かりの中で3〜4曲を聴きます。職員の楽器演奏や朗読を加えても素敵です。

成功のコツ
会の締めくくりに入れると、落ち着いた雰囲気で終えやすくなります。

注意点
火を使うキャンドルは使いません。LEDキャンドルは、電池ぶたが確実に固定され、電池を取り出せない物を選びましょう。暗くしすぎず、移動するときの足元の明るさも確保します。

クリスマス工作レク5選

介護施設のクリスマス準備 リーフを作る高齢者と介護職員

工作は、作品をそのまま会場や居室に飾れるため、クリスマス会前の準備レクとしても使えます。手先の状態に合わせて「切る」「貼る」「飾る」などの工程を分担しましょう。

⑭紙皿リース

・対象:手先を使う作業が好きな方向け(貼る作業が中心)
 
・所要時間:30〜40分
 
・職員数:2〜3人(貼る作業の補助)
 
・用意するもの:紙皿、折り紙や画用紙で作った葉・実、のり、リボン

やり方
職員が紙皿の中央をくり抜いておきます。緑の葉や赤い実をのりで貼り、リボンを付けたら完成です。

成功のコツ
はさみを使う工程は事前に職員が済ませ、「貼る」作業を中心にするのがおすすめです。

注意点
はさみを使う場合は職員が見守り、使い終わったらすぐに回収しましょう。

⑮松ぼっくりのミニツリー

・対象:手先を使う作業が好きな方向け
 
・所要時間:作業時間30分程度(ボンドの乾燥時間は別途必要)
 
・職員数:2人
 
・用意するもの:松ぼっくり、ポンポンやフェルト玉、木工用ボンド、台座(紙コップなど)

やり方
松ぼっくりにポンポンを5〜6個貼って飾り付けます。ボンドが乾いてから台座に立てましょう。

成功のコツ
自然の素材に触れながら、昔の冬の思い出を聞くきっかけにしてみてください。

注意点
ポンポンなどの小さな飾りは誤飲のおそれがあります。誤飲のおそれがある方には、数の管理だけで対応せず、小さな飾りを使わない方法(色を塗る、大きめの飾りを職員と一緒に付けるなど)に変えましょう。

作業後は数を確認して回収し、完成品は口に入れるおそれのある方の手が届かない場所に飾ります。

⑯飛び出すクリスマスカード

・対象:仕掛けを事前に組み立てておけば、飾り付け中心でも実施できる
 
・所要時間:30〜40分
 
・職員数:2〜3人
 
・用意するもの:画用紙、切り込みを入れた台紙、のり・両面テープ、シール、ペン

やり方
職員が切り込みを入れた台紙を折ってもらいます。ツリーやサンタの絵を貼って飛び出す仕掛けにし、メッセージを書いてご家族や職員に贈りましょう。

成功のコツ
「メリークリスマス」「いつもありがとう」「よいお年を」など、短い例文を見本として置いておきましょう。メッセージが思いつかない方も書きやすくなります。

注意点
台紙を折る工程が難しい方には、職員が仕掛けを組み立てておきます。字を書くのが負担な方は、シール貼りや色塗りだけでも参加できるようにしましょう。

⑰みんなで作るちぎり絵のクリスマスツリー

・対象:共同作業向け。手元の小さな台紙で作業できる
 
・所要時間:30〜40分(数日に分けても可)
 
・職員数:2人
 
・用意するもの:ツリーの下絵を複数枚に分けて描いた台紙(画用紙など)、色紙、のり

やり方
ツリーの下絵を小さな台紙に分けて描き、担当を決めます。台紙の枚数は参加人数や机の配置に合わせて調整し、一人ひとりが無理なく手元で作業できるようにします。

色紙をちぎって手元の台紙に貼り、最後につなぎ合わせて大きな1枚の作品に仕上げましょう。

成功のコツ
完成作品を会場に飾ると、当日の話題にしやすくなります。

注意点
作業の早い・遅いで差が出ないよう、担当する台紙の大きさを調整してください。

⑱紙コップのオーナメント作り

・対象:手先を使う作業が好きな方向け(貼る工程だけでも可)
 
・所要時間:30分
 
・職員数:2人
 
・用意するもの:紙コップ、毛糸、シール、モール、ひも、のり・両面テープ

やり方
紙コップにシールや毛糸をのり・両面テープで付けて、ベルやサンタの形にします。ひもを付けたら、ツリーに飾りましょう。

成功のコツ
完成したオーナメントをご利用者自身にツリーへ飾ってもらうと、会を楽しみに待つきっかけにもなります。

注意点
モールの先端は、とがらないよう丸めておきましょう。飾る位置は、座った姿勢でも無理なく手が届く高さにします。

クリスマスレクを盛り上げる5つのコツ

介護施設のクリスマスレクの準備をする介護職員

クリスマス会をより楽しい時間にするコツを5つ紹介します。

会場の飾り付けとBGMでクリスマスの雰囲気をつくる

工作レクで作ったリースやちぎり絵、オーナメントを会場に飾り、入場時からクリスマスソングを小さく流しておくのがおすすめです。飾りや電源コードは床に置かないようにしましょう。

職員がサンタやトナカイの衣装で登場する

サンタの帽子やトナカイのカチューシャだけでも雰囲気が変わります。認知症の方が驚いたり不安になったりしないよう、顔が見える衣装にし、近づく前に声をかけるのがよいでしょう。

景品・プレゼントは安全で実用的なものを選ぶ

景品には、ハンドタオルやひざ掛け、手作りのカードなど日常で使える物がおすすめです。飲み込めるサイズの小さな物は避けましょう。

食べ物を景品にする場合は、おやつと同じくご利用者ごとの食形態を確認してからにします。

クリスマスらしいおやつ・特別メニューは食形態に合わせて用意する

おやつや食事を楽しみにしている方も少なくありません。ショートケーキやブッシュ・ド・ノエル風のロールケーキ、いちごなどのフルーツ、ゼリーは、会の雰囲気づくりに役立ちます。

昼食・夕食を彩りのよいクリスマス献立にする方法もあります。

嚥下調整食には段階的な分類があります(参考:日本摂食嚥下リハビリテーション学会「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021」)。ムース状・ペースト状など、ご利用者ごとの食形態に合わせて用意できるよう、栄養士・調理担当と事前に相談しておきましょう。

ゼリーやムースも、名称だけで食べやすさを判断せず、ご利用者に合う硬さやまとまりやすさなどを栄養士・看護職員等と確認しましょう。食事制限やアレルギーのある方は、医師や栄養士などのふだんの指示に沿って対応します。

職員の出し物で会場を一体にする

サンタとトナカイの掛け合い寸劇、鍵盤ハーモニカの演奏、簡単なカードマジックなど、準備の少ない出し物を5〜10分程度で披露するのがおすすめです。声援や笑いが生まれ、会場に一体感が出ることもあります。

1年の振り返りスライドも会話のきっかけになりやすいです。写真を使う場合やご家族と共有する場合は、ご本人・ご家族の同意を事前に確認しておきましょう。

認知症の方も参加しやすいクリスマスレクの工夫と配慮

認知症の方
説明は一度に一つずつ、短い言葉と実演で伝えます。本人の反応に合わせて工程や選択肢を減らしましょう。

職員が隣で一緒に参加し、急な大きな音や、会場を真っ暗にする演出は避けるのがおすすめです。認知症の基本的な理解は、厚生労働省の認知症施策のページも参考にしてください。

体の動きに制限のある方
⑨リズム体操、⑫合奏、⑬鑑賞タイムなど動きの小さいレクや、応援役で参加できるようにしましょう。座って参加しやすくする工夫は、一覧表の対象欄で確認できます。

集団が苦手な方
席を会場の端にする、途中参加・途中退出をしてよいと伝えるなど、本人が過ごしやすい形を選べるようにします。

どの方にも参加を無理強いせず、見ているだけでも参加の1つと考えましょう。宗教や好みの違いにも配慮し、クリスマスの行事を押しつけないようにしてください。

クリスマス会の進め方 準備の流れと当日の進行表(例)

クリスマス会の進め方、準備の流れと当日の進行表の例をご紹介します。

1カ月前から当日までの準備の流れ

時期 やること
1カ月前 日時・会場・実施するレクと担当を決める。ご家族への案内とあわせて、ご家族の参加方法(見学・一緒に参加)と写真共有の可否を確認する。おやつ・特別メニューは栄養士・調理担当に相談し、食形態を確認する
2週間前 景品・飾り・材料をそろえる。おやつ・特別メニューは、施設の発注期限に合わせて確定する
前日 飾り付け、音響・道具の動作確認、動線の確認
当日 体調確認(気になる方は看護職員などに相談し、無理に参加を勧めない)、開始前のトイレ誘導

 

ご家族の参加方法は、施設の感染対策の方針や流行状況に合わせて決めましょう。

60〜90分の進行表の例

全体75分程度の例です。レクによっては一覧表の目安より短めにしています。

時間 内容 ポイント
0〜5分 開会のあいさつ、職員のサンタ登場 近づく前に声をかける
5〜15分 ⑨ジングルベルのリズム体操 準備運動を兼ねる
15〜35分 メインのゲーム(ビンゴなど) 全員が参加できるものを選ぶ
35〜55分 おやつ・水分補給・休憩 急がせない
55〜65分 ⑪合唱または⑫合奏 間隔と換気に配慮
65〜75分 ⑬LEDキャンドル鑑賞、閉会のあいさつ、希望者の記念撮影 撮影は同意の範囲で

 

おやつの時間は、普段の提供にかかる時間を参考に設定します。食事介助や休憩が長くなる場合は、後半のレクを省略しましょう。

当日の体調や反応を見てレクを短くしたり省いたりできるよう、予備のプランもあると安心です。

当日の役割分担

役割は、司会・進行、音響、見守り(転倒・体調)、介助(トイレ誘導・水分補給・おやつ)、撮影の5つを目安に決めましょう。職員が少ない場合は兼務します。

見守り担当を明確にし、介助で会場を離れる際の引き継ぎを決めておきましょう。十分な見守りを確保できない場合は、撮影や出し物を省き、少人数に分けて実施します。

クリスマス会を安全に楽しむためのチェックリスト

クリスマス会を安全に楽しむためのチェックリスト例です。参加されるご利用者の状態や当日のレクに合わせて、内容を検討してください。

誤嚥・誤飲を防ぐ

□ おやつ・飲み物の形態、一口量、介助方法は、個別のケア方針に沿って確認する。水分にとろみが必要な方は、指示された濃さに調整する
 
□ 食べるときは姿勢を整え、一人ひとりのペースに合わせて介助・見守りを行う
 
□ むせたときの対応に加え、窒息などの緊急時に必要な応急手当・119番通報・職員間の役割分担を、施設の手順に沿って事前に確認する
 
□ 景品・飾り・工作材料は、大きさや部品の外れやすさを確認する。誤飲のおそれがある方には、小さな物を使わない方法を選ぶ。小物を使用する場合は作業中も見守り、終了後に残った材料や落下物を確認・回収する

食事介助の項目(食形態・一口量・介助方法・姿勢・ペース)の考え方は、長寿科学振興財団の「摂食・嚥下障害のケア」、国立長寿医療研究センターの「食事中にむせませんか?」も参考になります。窒息時の通報や応急手当の流れは、日本医師会の「気道異物除去の手順」で確認できます。

転倒を防ぐ

□ 通路や移動する範囲に、飾り・電源コード・ゲームの道具を置かない。床を使うゲームは通路と分け、落ちた物はゲームをいったん止めてから職員が回収する
 
□ 立って行うゲームでは、職員がそばにつく。座って行う場合も、姿勢と車いすのブレーキを確認する
 
□ 会場を暗くしすぎない

消費者庁は転倒事故の防止として、段差など危険な箇所を減らす生活環境の確認や、身体の状態の確認を呼びかけています(参考:消費者庁「みんなで知ろう、防ごう、高齢者の事故」)。上記はこの考え方を会場に当てはめた筆者の見解です。

冬の感染症に備える

インフルエンザは例年12月頃から3月頃にかけて流行し、ノロウイルスは冬に多い感染性胃腸炎の主な原因とされています(参考:厚生労働省「介護現場における(施設系 通所系 訪問系サービスなど)感染対策の手引き 第3版」)。

□ 当日朝に体調を確認し、レクの前後に手指衛生を行う
 
□ 共用する道具は、材質と施設の感染対策手順に応じて清掃・必要な消毒を行う。清掃しにくい物は個人用にするなど、共有方法を工夫する
 
□ こまめに換気する
 
□ 施設内で感染が発生した場合などは、施設の方針に沿って、集団での実施やご家族の参加の可否を見直す

清掃・消毒や換気の考え方は、同手引き(厚生労働省、令和5年9月)も参考にしてください。

まとめ

本記事では、高齢者におすすめのクリスマスレクとして、ゲーム8つ、歌・体操・音楽のレク5つ、工作5つの計18選を紹介しました。

ご利用者の状態・参加人数・準備時間から選び、2〜3ジャンルを組み合わせるのがおすすめです。準備の流れと進行表、安全面のチェックリストを確認したうえで、職員も一緒に楽しむ気持ちで当日を迎えましょう。

ほかのレクのアイデアは、高齢者が座ってできるレクリエーション、道具なしで盛り上がるレク20選、高齢者レクリエーション室内ゲーム40選でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

この記事の執筆者
シフトライフ編集部
Shift Life編集部

介護現場での実務経験を持つライターと、介護報酬・制度に精通した編集スタッフが連携し、現場で役立つ情報をお届けしています。
制度・加算に関する情報は、厚生労働省・自治体などの公的機関が発行する一次情報を優先的に参照し、掲載前にファクトチェックを実施しています。

 
介護業界向けシフト作成ソフト

・【シンクロシフト】無料で試せる介護シフト自動作成ソフト
シフト作成の負担を軽減!スタッフに公平なシフトを自動作成!希望休の申請も、シフトの展開もスマホでOK!「職員の健康」と「経営の健康」を強力にサポートする介護業界向けシフト作成ソフト。まずは無料期間でお試しください。

 

おすすめ記事

・【介護施設向け】シフト・勤務表 自動作成ソフト8選!ai搭載などおすすめ紹介
介護業界向けシフト作成ソフト・アプリを紹介。シフト作成にかかる負担を減らしたいのなら、介護施設のシフト作成に特化したソフトやアプリの導入がおすすめです。

 

・介護施設でのシフト作成(勤務表の作り方)のコツを詳しく解説!
シフト作成に数十時間をかけている介護現場もあります。シフト作成業務を効率的に進めるコツを解説しています。

 

・介護・福祉現場のICT化 活用事例・導入事例
人手不足が深刻となる中、介護現場のICT化による業務効率化は待ったなしです。介護福祉現場における活用事例や導入事例、メリット・デメリットを解説します。

 

 

この記事をシェアするSHARE

記事一覧に戻る

シンクロシフト
シフト管理システム

ピックアップPICK UP

カテゴリーCATEGORY

キーワードKEYWORD